[R18] 優しく俺様系で女が好きな天才新社会人、異世界を救う (JP) – 1章 3節 22話 (R18) 多元宇宙の女神 – 女好きで天才の俺様 (サーティーンの視点)

目次


前書き

青年男性向け – ソフト – R18

第3節 幼馴染 (第1章 勇者の村)

第 22 / 26 話

約 40,000 字 – 67 場面 (各平均 約 590 字)


1/67.<Hの前 – デスゲームの結果>

「あらアダム、目覚めたかしら」

一面が草原と花畑で桜の花びらが舞い散り鳥がさえずり野風が吹く木の下の木陰でイヴに膝枕(ひざまくら)をされているアダムが目を覚ました。

「君はイヴかい?」

アダムには顔馴染みの有る女性の姿が目に映っていた。

「そうよ。久しぶりね」

イヴはアダムに会えて嬉しかった。

「そうだね。――それで、デスゲームはどうなったのかい?」

アダムはデスゲームの行方が知りたかった。

「下界の事なんてどうでもいいでしょ」

イヴはアダムに下界の事は気にしないでほしかった。

「気になるから教えてほしいんだ」

アダムは切実な思いで優美華が無事に神になれたのかが知りたかった。

「クロノスは約束を守ったわ」

イヴは優美華の様な弱者ポジションでアダムに守ってもらう様なやり方は自分のポリシーに反するし色々と気に入らなかった為優美華の名前は出さなかった。

「そうだったんだね……でも優美華が酷い目には?」

アダムはイヴの説明不足から最悪の事態を想定した。

「あの子は大丈夫よ。でも貴方はほらこんな目に」

イヴはその時の映像をアダムに見せた。

「あ……」

アダムは絶句した。

「可哀想にアダム。でも復元したし綺麗にしたから大丈夫よ。それにずっとここにいればもうあんな目には遭わないのよ?」

イヴは慈愛の目でアダムの髪を撫でた。

「でもそういう訳にはいかないよ……」

アダムは下界を放っておく事は出来なかったし上体を起こしてイヴに向けた。


2/67.<Hの前 – 心の変化>

「思い返せば貴方、昔はあんなに堅苦しい敬語と言葉遣いだったのに、今ではどこぞの優しい王子様の様な話し方よね」

イヴはアダムの過去を懐かしみその頃からの変化ぶりに感動していた。

「変わろうと思ったのかもしれない」

アダムは自分自身を見つめた。

「そうね。貴方はどんどん変わっていっているわ。だからそろそろ自分勝手に生きられる様になったんじゃないかしら?」

イヴはアダムに誰かの為ではなく自分の為に生きてほしかった。

「つまり何が言いたいのかい?」

アダムはイヴが何を求めているのか具体的に聞きたかった。

「貴方の好きな様に私を抱いて下界の貴方を好きな女の子達も抱いてあげて」

イヴはアダムが何らの遠慮も無い状態で肉体関係になりたかったしアダムを求める他の女性達にもそうしてほしかった。

「僕が神と恋をして結ばれて良いとはとても思えないよ」

アダムには遠慮の気持ちがまだ有った。

「またそう言って」

イヴはアダムから幾度も聞いた事をまた聞く事になった。


3/67.<Hの前 – 名前も顔も思い出せない女神>

「ねぇ、イヴ」

アダムはふと思い出した。

「なぁに?アダム」

イヴはアダムが何を言おうとしているのか楽しみだった。

「もうあの女神様の事は名前も姿も思い出せないけど、あの時僕はどうすれば良かったのだろうか……」

アダムは解せない心残りの事を訊いた。

「あれは私も想定外だったわ」

イヴはマナリスに嫉妬し殺すつもりでいて別にアダムが死ぬという流れでも良くどちらに転んでもウィンウィンで結果的にアダムを死なせる事が出来たのだがまさかマナリスがアダムを蘇らせそして彼女の事がこれ程までにアダムの心に残ってしまうとは思ってもみなかった。

「彼女を蘇らせてほしい」

アダムはイヴにその女神を蘇らせてほしいと切実に願った。

「蘇らせてどうするの……?」

イヴは恐る恐る訊いた。

「会って謝りたい。そして僕が代わりに死にたい」

アダムはあの時勇者として女神の代わりに自分が死ぬべきだったと本気で今でも後悔していた。

「もう何言ってるのよ……」

イヴはアダムを失いたくないし悲しくなった。

「あるべき姿に戻さないといけない」

アダムは自分の為に女神が自分を代償に世界から消えたと思っており自分が消える事で元の姿に戻したかった。

「過去の事なんて忘れて前を向いて生きていけば良いのに……」

イヴはまだアダムの根底に有るマナリスへの気持ちがこれだけ残っている事に絶望した。

「イヴ、君なら彼女を蘇らせられるはずだよ。多元宇宙を司る神なのだから」

アダムはイヴなら蘇らせられるはずだと思っていた。


4/67.<Hの前 – 魔王>

「……私ね、貴方が魔王の時とても活き活きしていると思ったわ。これからあの時みたいに自由に生きて、色んな女性と愛し合って、あ、でも節操は大事よ。そうしていればいずれまた会えるわよ」

イヴは別にアダムをコントロールしたい訳ではなくむしろ勇者の呪いから解放されて自由になってほしいだけだった。

「そうしていればいずれ会えるのかな……」

アダムは未来に期待を持とうとした。

「ええ。そしたら貴方もきっと『生きたい』って思えるはずだから……」

イヴは勇者勇者している今のアダムの思い通りにすぐにマナリスと会わせると自殺してしまう事が確定している為何が何でも未来に希望を持って自由に生きられるマインドになってからマナリスに会わせてあげたかった。

「そっか……」

アダムもアダムでイヴが本当はすぐにでもマナリスと会わせられる事や考えている事も何となく分かっていたし魔王の時に経験したあの自由な感覚のおかげも有ってか未来に希望が見出(みいだ)せる様になっていた。

「そうよ……」

イヴはアダムの心を操作したくないしアダムが変われるかどうかはアダム次第だった為切実な思いだった。

「僕が……魔王みたいに俺様になってしまっても良いのかい?」

アダムはイヴにもしもの事を訊いてみた。

「私の時は今の王子様が良いわね。でも貴方の好きにして良いのよ。たまにでも良いしずっとでも私は受け入れるつもり」

イヴは何よりもアダムがアダムのしたい様にする事が大事だと思っていた。

しかしアダムは自分が好きに生きて良いのだろうかとしばらく無言で考え始めた。


5/67.<Hの前 – 長所>

「貴方は優しいわ。それは長所だと思う。でも貴方は優し過ぎるのよ。だから貴方だけが遠慮して不幸になってしまっているの」

イヴは畳み掛けながらアダムの手を取りにぎにぎしてスキンシップを図った。

「多少お痛をしたって良いじゃない。今私がしているみたいに相手の手を握ったりいきなり押し倒したって良いのよ?それは私も望んでいる事だしどこまでしても大丈夫か、貴方なら相手との関係値で推し量れるでしょう?」

続けてイヴはアダムの遠慮を崩そうとした。

「でもいきなりは相手に申し訳無いし無理に付き合わせるのも悪いし断られるかもしれないし相手が嫌がる事もしたくないし嫌われるのも嫌なんだよね」

アダムは悲観的だった。

「貴方ももう分かっているでしょ?質問をするのが有効だって。『手を握っても良いかい?』とかって貴方がいつもしている様に訊いたら良いと思うわ」

アダムの為に考えたその際のイヴの最終結論は『質問をする』という事だった。

「相手の同意が大事だからね」

アダムは何よりも大事にしている事で許可無く踏み込む事は決してしなかった。

「それをしたら良いのよ」

イヴはそうしてほしかった。

「それはそうだと思うけどね」

アダムは分かってはいるがその質問すら相手を不快にしてしまったり嫌われてしまう原因になりかねないと思っていた。


6/67.<Hの前 – 幸せと生き方>

「私思うの。貴方は誰かの為に頑張る『勇者』より自分の為に頑張る『英雄』の方が幸せになれるって。だから好きな様に生きて断る女なんて捨てたら良いのよ」

イヴはキッパリと言い切った。

「でも僕がもしイヴに『君と特別な関係になりたい』と言ったら名前も顔も思い出せないあの女神様を裏切る事にならないかい?」

アダムはイヴに説得されつつあったがそれがあの女神に対しての裏切り行為になってしまうのではないかとジレンマに苛(さいな)まれた。

「ならないわ。両方愛したら良いの。でも断られたらそんな女なんて捨てたら良いの」

イヴはもうアダムへの独占欲を放棄しておりシェアを受け入れられない女など捨ててしまえと本気で思っていた。

「でももし僕がそれをしたら相手だってそれをする事を僕も認めないといけなくなるんじゃないかい?」

アダムは自分がそれをするなら相手もそれをするのを認めないといけなくなるのではないかと考えた。

「貴方以外の男に浮気する様な女も捨てたら良いの。アダムはアダムにとって都合の良い様にやって良いのよ」

イヴは公平性度外視でアダムの為にアダムらしく生きてほしかった。

「でも僕がそんな事をしたら誰も勇者としての僕を愛してくれなくなるんじゃないかい?」

アダムは人の目を気にしていた。

「それで離れていく様な者達も捨てたら良いの。私だってそんな人達捨ててるわ」

イヴは少しでもアダムを理想の勇者という重圧から解放したかった。


7/67.<Hの前 – 罪と覚悟>

そしてイヴはアダムが考え込んで無言だった為続けて――。

「私ね。最高の女神になりたかったの。だから自分の為に女神として出来る限りの事はやってきたつもりよ。でも私はアダム程誰かを助けたいなんて思えなかった。私は勇者や聖女の様な慈悲深く誰からも好かれる様な存在じゃないの。だから下界を救う価値が無いって思ってほしくて治安を悪化させた。嫉妬でマナリスを殺そうとした。貴方もここに戻ってきてほしくて殺した。貴方に彼女の事を忘れてほしくて貴方の中から彼女の記憶も消した。そして純粋な貴方に罪悪感から死んでほしくなくて勇者から英雄になる様に悪い事を吹き込んでるのよ。もちろん貴方と会いたくてクロノスにゲームを依頼したのも私よ」

――罪を告白した。

「じゃあもしその事を知った僕が君の事を拒絶したら君は僕の事を捨てるのかい?」

アダムは究極の質問をした。

「意地悪を言わないで。捨てる訳無いじゃない。私がこの地位まで来られたのは貴方のおかげよ。でも貴方は根っからの勇者。だから貴方が下界で心置き無く勇者を出来る様に貴方の記憶から私を消して貴方を大事にしてくれそうな女神のもとに苦渋の選択だったけど送ったの。そしたら私が嫉妬しちゃってあんな事になってしまったの。でもこれだけは言えるわ。私は貴方が私の事を嫌いになっても私は貴方の事を嫌いにならないし好きになってもらえる様に永遠に頑張るわ」

イヴは覚悟が決まっていた。

「でもアンは僕を独占したい様だけど?」

アダムはアンがシェア案を飲まないなら捨てろとでも?と思っていた。

「あの子は自分の星の子達とは自由恋愛させてあげたいと思っている様だから大丈夫よ。いずれ妥協するわ。それにそもそも何が有っても貴方には私が付いているのだから心配は要らないわ」

イヴはアンには付け入る隙が有りいずれ妥協するだろうとも思っていてそもそも論としてアダムには最高権力者であるイヴが付いているし心配しないでほしかった。

「それは頼もしいね」

アダムはイヴの存在が頼もしいと思った。

「そうでしょ?」

イヴはアダムがそう言ってくれて誇らしかった。


8/67.<Hの前 – サポート>

「でもそしたら僕が今まで死なずに強敵を倒してこられたのはイヴが助けてくれていたからかい?」

アダムは自分の実力ではないのではないかと思ってしまった。

「私は貴方の事を暗殺者を使って殺そうとはしたけどそれ以外の事はしてないわ。それに私は貴方に下界で死んでここに戻ってきてほしかったのよ?強敵に殺されるのは本望だと思わない?」

イヴはアダムに誤解しないでほしかった。

「そっか。なら安心したよ」

アダムはホッとした。

「これからも勇者としての醍醐味は奪ったりしないわ。でも貴方の不祥事は私に任せて」

イヴはアダムのどんな不祥事も程度にもよるがサポートするつもりだった。

「じゃあやっぱり僕が色んな女性と恋をするのはイヴだって『不祥事』だって思ってるって事なんじゃないのかい?」

アダムはまた意地悪を言ってみた。

「それについては『世間がどう思うか』って意味ね。私はしても良いと思ってるけど。もしイメージが悪くなったら擁護論を落とす程度の事よ」

イヴとしてもそれについては0、100では考えてはいなかった。

「じゃあ僕が凶悪犯罪者の様なモンスターになってしまったらどうするのかい?」

アダムは『貴方の不祥事は私に任せて』についてイヴがどこまで考えているのか知りたかった。

「そうね。頭を冷やすべきだと思ったら逮捕される様に仕向けるかしら。でも私は貴方の事を決して見捨てやしないし他の男に浮気もしないし貴方が改心する様に頑張り続けるわ。だって私はもう貴方と一心同体なんだから」

イヴにとってアダムはもはや「アダムの幸せはイヴの幸せ」という域に達していた。


9/67.<Hの前 – 不満>

「そうなんだね。ところでイヴは僕がアンやニン、優美華と将来を誓い合ったのはどう思っているのかい?」

アダムはイヴがどう思っていたのかを訊いた。

「もちろん焼きもちは焼いたけれどそこまで羨ましくはなかったわね」

イヴがガチ効きする程ではなかった。

「それはどうしてなのかい?」

アダムはイヴがそう思った訳が知りたかった。

「単純よ。ニンとは村の風習で。アンにはニンからの後押しでお情けで。優美華は保護者としての責任感からだから」

イヴはいずれも今まで通りアダムからの気持ちでアプローチしたものではない為何ら問題無いと思っていた。

「なるほどね。思い返せば僕から接近した事は一度も無かったね」

アダムはイヴの言い分に納得した。

「そうよ。一線を超えない範囲内で優しくしてもし一線を超えてもそれは結局勇者として相手のリクエストに応えただけであって本心からではないって貴方の態度や表情、行動から女の子も分かってて私も含めて傷付けてばかりなのよ」

イヴは今までの女の子達の不満を代弁した。

「でもリクエストには応えているのだからそんなに変わらないんじゃないのかい?」

アダムはその違いがよく分からなかった。

「全然違うわよ。確かに貴方に誘ってって言ったら貴方は誘ってくれるわ。でもそれは本心からじゃないって分かるの。葛藤が見えるのよ。自分は女神様に相応しくないとかもっと相応しい人がいるんじゃないかとか他に好意を向けてくれている人を傷付ける事になってしまうとか貴方の葛藤は挙げ出したらキリが無いわ」

イヴはアダムに思い知らせる様に不満を爆発させた。

「まぁ僕が神で相手の女性が人間だとしてその相手の女性が言う事は聞いてくれるけどその人発信のものはゼロで時々葛藤している様な表情が目に付いたらキツイかもしれないね」

アダムは相手の立場になって考えてみた。

「そういう事よ」

イヴはアダムがやっと自分の気持ちに気付いてくれて嬉しかった。


10/67.<Hの前 – 好きになったきっかけ>

「ところで僕はイヴの事結構好きだよ?」

アダムはイヴに自分の気持ちを伝える事にした。

「『結構』は引っ掛かるけどまぁいいわ。貴方の私への遠慮と気恥ずかしさの表れだろうから。気を取り直して言うと私もアダムの事は好きよ」

イヴも好意を伝え返した。

「僕はイヴの事は段々好きになっていったけれど序盤には勇者として女神に興奮しない様に気を付けていたから女性として見ていたとは思う」

アダムは回想した。

「あら、敬語でガチガチの頃から私に興奮してくれていたのね。私はアダムの事は最初の頃飛んできた矢を弾(はじ)いてくれた時にドキッとしてそれから他の女の子に優しくしているのを見て焼きもちを焼いたのがきっかけだったかしらね」

イヴも回想した。

「敬語でガチガチだったのは申し訳無いと思っているよ。教育で徹底させられていたし万人にとって理想の勇者にならなければいけないって強く思っていたから」

アダムはイヴに謝罪した。

「いいのよ。貴方は殺戮マシーンとして厳しい環境で育てられたんだもの。しょうが無いわよ」

イヴはアダムが冷酷な勇者アカデミーで育てられ殺戮マシーンとして働かされていた事を知っている為人間性が欠落していた事は仕方の無い事だと思っていた。


11/67.<Hの前 – 楽園級>

「あの時買ってくれたのがイヴで良かったよ」

アダムはイヴに感謝した。

「そうね。私もあの時の自分や巡り合わせには感謝しているわ。未来への投資だと思って借金してまで落札したけれどもしあの時あの決断が出来ていなければ今頃私はどうなっていた事かと考えるとゾッとするわ」

イヴもあの時の自分や巡り合わせに感謝していた。

*とある銀河を支配していた冷酷な神ゴラスが敗(やぶ)れて死んだ際に遺品や戦利品としてオークションに出品された勇者コレクションのオオトリがアダムだった。*

「それは確かにゾッとするかもね。それにしても僕の二つ名がいつの間にか『ゴラスの最終兵器』から『楽園の勇者』になっていたのはもしかしてイヴの差し金だったりするのかい?」

アダムはふと気になった事を訊いてみた。

「そうね。私がもう殺しはしなくて良いって言ったら本当に殺さずに平和的に惑星を平定(へいてい)しちゃうんだから。魂もめちゃくちゃ光ってるし。『楽園級』って勇者の中でも最高ランクの基準として使えるじゃない」

イヴは「楽園級」の制定理由を明かした。


12/67.<Hの前 – どれだけ好きか>

「確かにそれもそうだね。ところでさっきの話に戻るけどイヴは僕の事はどれくらい好きなのかい?」

アダムは話を戻した。

「全ての宇宙の中で一番好きよ。じゃあアダムは私の事『結構』好きみたいだけどどれくらい好きなのかしら?」

イヴはそれだけアダムの事が好きだったし逆にアダムはイヴの事がどれだけ好きなのか訊いた。

「僕も同じスケールで世界で一番好きだよ」

アダムも告白した。

「あら、嬉しいわ。何より貴方が自発的に質問してくれて答えてくれているから本心だと思えて嬉しいの」

イヴは何より今までに無いそれが嬉しかった。

「でも1位タイかもしれないよ?」

アダムはイヴの覚悟を試す様に意地悪を言ってみた。

「分かっているわ。でも私はそれでも構わないの。私はもう貴方への独占欲は捨てたから。1位タイの中の1位を目指すわ」

それでもイヴは向上心は捨ててはいなかった。

「でも僕はイヴの1位タイになるつもりは無いよ?」

アダムは本心を言った。

「そうよ。その調子。変わる前の貴方なら我慢して絶対にその様な事は言わなかったはず」

イヴはアダムがついに改心してくれて感動していた。

「そうだね。でも遠慮も我慢もしないで良いなら独占したいから」

アダムは遠慮と我慢をある程度捨てた。

「でももし私がモテモテで貴方が妥協しないと私が消え去ってしまうとしたら?」

イヴはアダムに気持ちを知ってほしくて問うた。

「それなら妥協するしか無いね。でも1位タイの中でも1位を目指すよ」

アダムもイヴと同じ気持ちだった。

「あら、嬉しいわ♡」

イヴはやっとアダムと普通の恋が出来ると確信した。


13/67.<Hの前 – 呼んだ訳>

「さてイヴは僕をここに呼んで何をしたかったのかい?」

アダムはそもそも論を訊いた。

「アダムの説得が目的だったけれど貴方をここに呼ぶのに理由が必要なの?」

イヴは会いたい人に会うのに理由なんて無くても良いじゃないかと思っていた。

「いや別にそうとは思わないけど何か他にしたい事でも有ったのかなと思ってね」

アダムはイヴのしたい事が知りたかった。

「私の口から言わせるの?」

イヴはアダムに察してほしかった。

「僕は今までこうしてああしてって指示に従ってきたからね」

アダムはイヴの指示を待っていた。

「それはそうだけれど貴方の好きにして良いわよ」

イヴはアダムのしたい事に何でも付き合うつもりだったが「ずっと1人ぼっちで暇だから」などと言うとアダムが下界に戻らずここに残ろうとしてしまうだろうと思いそこまでは言えなかった。

「イヴからしたら僕の説得が済んだのならさっさと下界に降りてほしいのかなってね」

アダムはイヴの邪魔をしたくなかった。

「貴方ったらいつもそうやって……そんな事無いから大丈夫よ」

イヴはアダムのいつもの遠慮からくる断り文句に呆れた。


14/67.<Hの前 – この場所を選んだ理由>

「それにしてもどうしてこの場所を選んだのかい?」

アダムはイヴがこの場所を選んだ訳が知りたかった。

「綺麗な場所でしょ?私達以外誰もいないのよ。私が好きなのも有るけど貴方もこんな場所を探してたの私知ってるんだからね」

イヴはアダムがよくこの様な場所を探して物件探しをしているのを知っていた。

「綺麗な場所だと思うよ。それに本当に僕達以外誰もいないのかい?」

アダムも好きな場所だったがここがどこぞの惑星の可能性も有りつつ護衛もいないのかと驚いた。

「いないわよ。もしかしてアダムは誰かがいた方が良いの?」

イヴは2人だけより誰かがいた方が良いのかな?と考えた。

「いや、僕はただイヴの事が心配でね。ちゃんと護衛がいた方が良いと思ったんだ」

アダムは現在力が無い状態でありイヴが普段から隙を見せているのではないかと心配になった。

「あら、嬉しいわ♡私の事を心配してくれる人なんてもう誰もいないから。でも大丈夫よ。厳重警備の亜空間の中の亜空間だから。それにここは亜空間の中の惑星で宇宙空間には管制ステーションと宇宙艦隊が待機していて天使達もちゃんといるから」

イヴはアダムに心配しないでほしかった。


15/67.<Hの前 – 今後の予定>

「そうなんだね。で、僕をいつ下界に送るのかとか今後の予定は?」

アダムはイヴの予定が知りたかった。

「貴方ったら本当に下界が好きなのね。ここで私と一緒に神になるなり世界を作るなり何だって出来るのに」

イヴはアダムにずっと側にいてほしかった。

「僕を下界に送り返す予定だったんじゃないのかい?」

アダムはイヴがいつ下界に送る予定なのか知りたかった。

「……貴方が望むなら今すぐにでもティアラのもとに送るけれど?」

イヴはアダムが望むならもったいぶるつもりは無かった。

「んー。そもそもイヴはどうするつもりだったのかい?」

アダムは悩みイヴが何をしたかったのか知りたかった。

「説得したらまた記憶を消してティアラに渡すつもりだったわよ?」

イヴはアダムが残りたいならいくらでもいさせたかったしもう下界に戻りたいのかなとなんかちょっとムッとした。

「ならイヴの邪魔をしたくないからすぐにそうしてくれても構わないよ?」

アダムは本当にイヴに迷惑を掛けたくなかった。


16/67.<Hの前 – お手上げ>

「私思ったんだけれど貴方って相手を全く頼ろうとしないわよね。相手のお世話になろうとしないし相手のお金も力も使おうとしない。女の子のヒモにならないのは立派だけれど。それで私は貴方を神にしようとしたり私と同じ地位にしようとしたり私の力を貴方に譲って私と貴方の立場を逆転させようとしたりしたけれど貴方は勇者でいたいのか遠慮してしまう。一体私はどうしたら良いのかしら?」

イヴはアダムの隙の無さに呆れ果てた。

「そもそも相手を頼ったりお世話になったりお金や力を使ったりヒモになる事は駄目な事じゃないのかい?」

アダムは常識を説いた。

「それはそうだけれど……私は基本何でも簡単に出来るから頼ってくれる方が嬉しいのよ……」

イヴはアダムが惑星を欲すれば欲する惑星をポンと作れるし基本何でも出来る為頼ってほしかった。

「……分かったわ。ここは私が作った空間であって貴方が作った空間ではないから私に遠慮しているって事?」

イヴはアダムの核心を突いた。

「そうだと思う。僕は所詮君のお家に招かれたお客さんだから相手のお家で遠慮して何も言い出せないのかもしれない」

アダムもそうだと思ったのだった。


17/67.<Hの前 – 誰の勇者なのか>

「なるほどね……そうよ。アダムは今誰の勇者なのかしら?」

イヴは方法を思い付いた。

「魔王になる前ならアンだと思うよ。そもそも僕は自分はこれからどうなるのかも分かってない。大学を卒業した後に執務室でくつろいでいたと思ったらいきなりデスゲームに巻き込まれたんだからね。元の生活に戻してもらえるのかや優美華の願いが叶うのかも分かってない」

アダムはそもそも自分がどうなるのかも分からずにいた。

「記憶を消された貴方はティアラが引き取った後アンに引き渡されるわ。そしてさらに記憶が消された貴方は優美華と一緒に人生をやり直す事になるわね。まぁとりあえず貴方は記憶を消して下界に渡っていたけれど今でも私の勇者でもあるのよ。だからその報酬としてお金でも何でも好きな物や私にしてほしい事をリクエスト出来るとしたら?」

イヴはアダムの今後を明かしアダムがそのジレンマから解放される為の方法を述べた。

「貴方はティアラが引き取った後アンに引き渡されるわ。そして記憶が消された貴方は優美華と一緒に人生をやり直す事になるわね。まぁとりあえず貴方は記憶を消して下界に渡っていたけれど今でも私の勇者でもあるのよ。だからその報酬としてお金でも何でも好きな物や私にしてほしい事をリクエスト出来るとしたら?」

イヴはアダムの今後を明かしアダムがそのジレンマから解放される為の方法を述べた。

「今後の事は分かったけどリクエストっていっても限界は有るだろうからね」

アダムはイヴへの遠慮をまだ感じていた。

「アダムったら……大丈夫よ。貴方が望むものなら何でもどれだけでもあげるから。宇宙でも何でも良いのよ」

イヴはアダムが望むものなら何でもあげるつもりだった。

「心変わりだってするかもしれないし」

アダムはイヴが今はそう言ってくれていてもいつまでもそうだとは思えなかった。

「もう……私達がどれだけ一緒にやってきたと思ってるの。昔から私は貴方の事が変わらず好きなの」

イヴは心変わりするつもりは無かった。


18/67.<Hの前 – 会う方法>

「分かったよ。ところで僕は下界に戻る時またイヴの記憶が無くなってしまう様だけど下界にいる時にイヴに会う方法は有るのかい?」

アダムは下界に戻った後のイヴに会う方法が分からなかった。

「あらアダムの方から私に会いたいの?」

イヴはアダムから会いたがってくれて嬉しかった。

「そうだよ」

アダムは素直に述べた。

「嬉しいわ。今までこんな事無かったから。そうね……月1(いち)、私が会いたい時、緊急時、私と会ってる時に貴方が予約した日、でどうかしら?」

イヴは会う条件を挙げてみた。

「良いと思うよ。でももう殺されるのはこりごりだからね?」

アダムはもうイヴに殺されるのは嫌だった。

「分かっているわ。あと貴方が暇な時っていうのも良いかもしれないわよ。次の予定まで時間を飛ばしてから戻らせてあげられるし」

イヴはアダムの為に色々考えた。

「でもそれって僕の姿が下界からいきなり消えるって事かい?」

アダムはそのやり方には問題が有るのではないかと思った。

「周囲に違和感を感じさせない様にするから大丈夫よ。それに貴方がここにいる時は外の時間を止めるから時差についても安心して」

イヴはアダムに損害が生(しょう)じない様にするつもりだった。


19/67.<Hの前 – 手繋ぎ>

「それは助かるよ。じゃあ早速だけどイヴの手を握ってみても良いかい?」

アダムは早速アプローチを始めてみた。

「ええ、良いわよ」

イヴは手を差し出した。

「それじゃあ……」

アダムは恐る恐るイヴの手を握ってみた。

「どうかしら?簡単でしょ?」

イヴはアダムにその調子でどんどん積極的になってほしかった。

「そうだね。自分でも不思議だよ。それにイヴの手が温かいね」

アダムは自分でも出来るものなのだなと感動しイヴの手の温もりを感じた。

「アダムの手も温かいわよ」

イヴも幸せな気分だった。


20/67.<Hの前 – 会いに来られなかった訳>

「ところで今ふと思ったのだけどどうしてアンは僕に会いに来てくれなかったのかい?もしかして何か有ったとか?」

アダムは思い返せば地球に帰ってこられたはずなのにも関わらずアンが会いに来てくれなかった事が不思議でしょうが無かった。

「私との時間に他の女の話をするなんて、ね?」

イヴは焼きもちを焼いた。

「もっとイヴと愛し合う前に訊いておこうと思ってね。だって雑念になったら困るから」

アダムには切実な思いが有った。

「そういう事なら良いわ。教えてあげる。まぁ教えられる事なんてそんなに無いのだけれどね。アンは無事よ。貴方の帰りをずっと待っていたわ。それでアンが貴方に会いにこなかった理由はいずれ分かるわよ、じゃ駄目かしら?」

イヴはネタバレは出来る限り避けたかった。

「僕に会おうとはしてくれていたのかい?」

アダムはそれが知りたかった。

「ええ、そうよ。貴方が望むならアンがしていた事を見せてあげるけど?」

イヴはアダムが望むなら記憶の共有をしてあげても良かった。

「まぁネタバレされてもどうせ下界に行く時にはその記憶を無くしているんだからね」

アダムはネタバレされても問題無いと思った。

「そうね。じゃあ見せてあげる」

イヴはアダムにアンがしようとしていた事をテキパキと見せた。

「うわ。あー、そういう事だったんだね」

アダムは何が起こっていたのかやっと分かった。

「際どいものも見せてしまったけれど大丈夫だったかしら?」

イヴはアダムが傷ついてしまったのではないかと心配した。

「大丈夫だよ。ありがとう。でもアンにそんな少年趣味が有ったなんて」

アダムはアンの積極性に少し引いた。

「中身が貴方だから抑え切れなかったのよ。それにアンは思春期の貴方の為を想ってスッキリさせてあげてたのよ。だから決して悪意を持ってイタズラをしていた訳ではないわ」

イヴはアンをフォローした。


21/67.<Hの前 – 寄り添い合い>

「まぁそうなんだろうね。分かったよ。それでところで……カップルみたいに寄り添い合っても良いかい?」

アダムは今度は寄り添い合うのを提案した。

「良いわよ。――こうかしら?」

イヴは自らアダムの左に寄り添った。

「うん。ありがとう。でも一緒に木を背にしないかい?」

アダムは木を背にした方が良いと思った。

「ええ、そうしましょう」

イヴは右手でアダムの左手を握ながら共に木を背にした。

「ねぇ、カップルの手の繋ぎ方ってもっと良いの無かったかしら?」

そしてイヴはアダムに恋人繋ぎを催促した。

「指を交互にして重ねる感じのやつかい?」

アダムは認識を確認しようとした。

「それよ。それに腕だって絡めるやり方も有るんじゃないかしら?」

イヴは幸せを感じるべくやるなら徹底的にやりたかった。

「それをしても良いのかい?」

アダムはイヴに確認を取ろうとした。

「ええ、当然よ」

イヴはその程度の事確認すら取る必要は無いと思っていた。

「ならお言葉に甘えて」

アダムはイヴに腕を交差させ恋人繋ぎをした。


22/67.<Hの前 – 願望>

「私ずっとこうしたかったの」

イヴは長年の夢が対に叶いアダムに密着した。

「そうだったんだね」

アダムはそうだったのかと思った。

「なんだか他人事みたいね」

イヴはアダムもそう思っていてほしかった。

「僕はイヴの迷惑になりたくなかったからね」

アダムはイヴの為にもそれを望んではいけないと思っていた。

「それを言ったら私なんて貴方と結ばれる為にどれだけ貴方にも貴方の周りの人にも迷惑を掛けてきたのかしらね」

イヴはアダムにどれだけ迷惑を掛けられても大丈夫だし気にしないでほしかった。

「まぁ僕の頭が固かったからかな」

アダムは反省していた。

「良いの。貴方は最高の勇者様なんだから。貴方の信念がそれだけ強かったって事よ」

イヴはアダムをフォローした。


23/67.<Hの前 – 異性としての意識>

「ところで僕はイヴを女性として見ても良いのかい?」

アダムはイヴに許可を取ろうとした。

「当たり前よ。それに私はもうとっくに貴方の事を男として見ているわ」

イヴはアダムに女性としての魅力を感じてほしかった。

「じゃあHな事とか期待しても良いのかい?」

アダムは恐る恐る訊いた。

「もちろんよ。何でも言って」

イヴはアダムのどんなリクエストにも応えるつもりだった。

「なら僕はイヴと愛し合いたい」

アダムはイヴを誘った。

「良いわよ。心でも体でも愛し合いましょう」

イヴはこの時をずっと待ちわびていた。

「うん。でもイヴの言う『心でも体でも愛し合う』ってどの程度を想定しているのかい?」

アダムはイヴの認識を把握しようとした。

「あら、私が世間知らずだとでも?」

イヴはアダムが大人の事を知らない世間知らずとでも思っているのではないかと少しムッとした。

「そうとは思ってないけど『手を繋ぐまで』だったりするかもしれないからね」

アダムは万が一の可能性を消しておきたかった。

「フフ。そんな訳無いわよ。子作りから子育てまで視野に入れているわ」

イヴはアダムに覚悟を明かした。

「その相手が僕で良いのかい?」

アダムはイヴの相手が自分で良いのかと不安だった。

「もちろんよ。貴方しかいないわ」

イヴにはもうアダムしか見えていなかった。


24/67.<Hの前 – キスするタイミングと下界>

「そうなんだね。分かったよ。ところで僕はイヴとキスがしたいのだけど今ここでするのと他の場所でするのと繋がる時にするのはどちらが良いかい?」

アダムはなるべくイヴのリクエストに応えたかった。

「そうねぇ。私はアダムとの初めてはこういう素敵な場所が良いなと思っていたからこの場所でも良いけれど、ベッドも素敵よねぇ」

イヴはアダムとの初体験の場所に悩んだ。

「でもイヴは下界には降りたりしないんだよね?」

アダムはイヴを下界へ連れて行けるか確認しておきたかった。

「私はこれでも時々降りているのよ?」

イヴは下界に降りている事を明かした。

「そうだったんだね。ちなみに下界に降りて何をしているのかい?」

アダムはイヴが下界で何をしているのか知りたかった。

「最近はお店をやっているわよ」

イヴはお店をしている事を明かした。

「どんなお店なのかい?」

アダムはイヴの運営しているお店がどんなお店なのか知りたかった。

「そうねぇ。『エリュシオン・ド・パンドラ』で迷える子達に軽食を出して相談に乗ってあげたり縁の有る子を招いたりどんな商品でも扱っているわよ。もちろん誰でも入店出来る訳ではないのだけれどね」

*「エリュシオン・ド・パンドラ」とは「禁断の楽園」という意味でイヴが命名したティアラとカトラスが運営している神々の繁華街の名前。*

イヴはお店の内容を明かした。

「そうねぇ。『エリュシオン・ド・パンドラ』で迷える子達に軽食を出して相談に乗ってあげたりどんな商品でも扱っているわよ。もちろん誰でも入店出来る訳ではないのだけれどね」

*「エリュシオン・ド・パンドラ」とはイヴが命名したティアラとカトラスが運営している神々の繁華街の名前。*

*またティアラ達は世界を跨(また)いだ亜空間を作るに当たりイヴから許可を貰っておりその時にイヴが命名した。*

イヴはお店の内容を明かした。

「そこって神々が正体を伏せて遊びに行く様な場所の事かい?」

アダムは地名からしてどの様な場所か察した。

「そうよ。私って貴方が思ってたより汚い女神だったでしょ?」

イヴは今のアダムなら隠していた事も受け入れてくれるのではないかと思っていた。

「相談に乗ってあげたりとかしている事は立派だと思うよ」

アダムはイヴの活動を褒めた。

「ありがとう。貴方に嫌われなくて良かったわ。今まで黙っててごめんなさい。私貴方に嫌われたら生きていけないから」

イヴは理想の勇者であるアダムに相応しい女神である為に頑張っておりそのアダムにガッカリされるのが怖かった。

「話してくれてありがとう。イヴにも趣味が有って安心したよ。それでここには建物が無いから下界で良い所が有ればそこへどうかな?と思ったのだけれどね」

アダムはイヴと一緒に下界に行けるかもしれないと思った。


25/67.<Hの前 – DIY>

「アダムがお家を作ってくれないの?」

イヴはアダムにお家を作ってもらうのも素敵だと思っていた。

「僕は今元の能力値に戻っているから身体能力が科学の世界のヒューマンだし必要な資源が手に入るかもわからない。それに今は道具も無いしベッドを作るのにも織物もすぐには出来ないから難しいよ。でもダンジョンに潜ったり冒険者として一度冒険をさせてくれれば自力で家を建てられる様になると思うのだけど」

アダムは一から文明を始めるのは時間が掛かると思っておりこの亜空間で必要な資源が調達出来るかも分からずその点でどうするかイヴの意見が聞きたかった。

*アダムは冒険者になり力を付けて自力で木を切ったり神の領域に達して創造魔法で必要な資源などを生み出そうと考えている。*

「考えてみればそうね。それにこの星は私が貴方とひと時を過ごす為に作ったものだから資源も整ってはいないもの。あとアダムに手間を掛けさせる訳にもいかないしこのままでも良いわよ?」

イヴはよくよく考えてみたらアダムの言った通りだと思ったしそもそも初Hに余計な舞台装置は必要無いのではないかと思った。

「本当にこのままでも良いのかい?」

アダムは下が草原とはいえ地面であり本当にそれで良いのかと悩んだ。

「人類の始まりってこんなものでしょう?その方がロマンチックかなって思えてきたの」

イヴは何も無い方がロマンチックに思えてきていた。

「僕もそう思うよ。でもその前に僕は今避妊具を持っていないのだけど?」

アダムはイヴに同感だったがそもそも論を述べた。

「これから子供を作るのに避妊具なんて必要有るのかしら?」

イヴは最初から避妊をするつもりが無かった。

「確かに子作りをするのなら避妊具は必要無いね。でも子供を作る事についてちゃんと考えたのかい?」

アダムはイヴには心の準備も足りないのではないかと懸念した。

「私は昔からず~っと貴方と結ばれて子供を作る事を夢に見てきたけれど?」

イヴはもうとっくの昔に腹を括(くく)っていたのだった。

「そうなんだね」

アダムはイヴの覚悟に気圧(けお)された。


26/67.<Hの前 – 敷物>

「そうよ。で、下はこれでどうかしら?」

イヴは最高級の白色の敷物(しきもの)を取り出した。

「それを下に敷くのかい?」

アダムはイヴにそれの使い方を訊いた。

「そうよ。ちょうど私も『証明シーツ』が欲しかったから」

イヴも異文化シーツが欲しかった。

「『証明シーツ』って何なのかい?」

アダムはイヴが何が欲しいのか分からなかった。

「破瓜(はか)を証明するシーツの事よ」

*「破瓜」とは女子の16歳や思春期、処女―R18カット―膜が破れる事。*

イヴはそのシーツの事を説明した。

「あぁ。でもイヴはそういうの好きだったのかい?」

アダムはその様な文化に触れた事が有った。

「ずっと好きよ。私も欲しいと思ったの。駄目かしら?」

イヴは下界を見ていると自分も欲しくなっていたのだった。

「良いと思うよ」

アダムはイヴが欲しいのなら作りたかった。


27/67.<Hの前 – する場所>

「ありがとう。それでどこに敷こうかしら?」

イヴは敷く場所を訊いた。

「僕はイヴの顔や体をちゃんと見たいから明るい所が良いと思うのだけど暑かったり日焼けがする様なら日向(ひなた)でも良いと思うよ」

アダムはちゃんと自分の気持ちを伝えた。

「あら、嬉しいわ。ならちょっと確認しましょうか」

イヴは確認しに行こうとした。

「うん。そうしようか」

アダムは立ち上がって向かった。

「暑過ぎたら日焼けしてしまうし寒過ぎても裸になると辛いわね」

イヴは確認しながらアダムの懸念が分かってきた。

「うん。イヴの肌を日焼けで痛くさせる訳にはいかないし寒過ぎて風邪を引かせてしまう訳にもいかないからね」

アダムはイヴを心配していた。

「ありがとう。――少し調節したわ。これでどうかしら?」

イヴは野風を減らし日差しを弱くした。

「良いと思うけれど時間帯もこれで良いのかい?」

アダムはイヴが夜が好きなら夜でも良いと思っていた。

「そう言われると悩ましいわね。でも私は処女―R18カット―膜は何度でも復元出来るから貴方が好きな様にどんなシチュエーションでも出来るわよ」

イヴは処女―R18カット―膜を何度でも復元出来る為アダムがやりたいシチュエーションを1つずつやっていけば良いと思っていた。

「ならそうしていこうかな。でもまぁイヴが用意してくれたのはこの時間帯のこの場所だから僕はここで良いと思うよ」

アダムはせっかくイヴが用意してくれた場所をないがしろにはしたくなかった。

「分かったわ。でも私あわよくばとは思っていたのだけれどまさか本当に貴方に処女を捧げる事になるとは思ってもみなかったから作る時にそこまでの事を考えていなかったのよね」

イヴはこの様な事になるのならもっと考えて作るべきだったと思っていた。


28/67.<Hの前 – ロマンチックな場所>

「もしアダムがロマンチックな場所を用意するとしたらどうする?」

そしてイヴはアダムに考えてもらう事にした。

「もし僕だったら今の感じの時間帯と青空と適温で地表の高さが全て一緒で水平線まで色とりどりの花が咲いていて自分達が逢瀬(おうせ)をする場所だけ草原にするかな」

アダムは提案した。

「分かったわ。――こうかしら?」

イヴは魔法でアダムが言った通りにカスタマイズし始めた。

「うん。こんな感じだよ。ありがとう」

アダムはリクエスト通りだと思った。

「どうしたしまして。それにしても凄いわね……」

イヴはこの違和感の有る感じが逆に女神の空間を思わせる様な美しさが有ってアダムのロマンチックさに絶句した。

「草原の範囲はもっと狭くして良いよ。円形でシーツの大きさプラス少し余裕に脱いだ服を畳んで置けるぐらいの広さで」

アダムは続けて草原の範囲についても指定した。

「分かったわ。――こうかしら?」

イヴは草原の範囲もアダムが言った様にした。

「うん。それで良いよ。ありがとう」

アダムはイヴが自分が想像していた様な光景にしてくれて満足していた。


29/67.<Hの前 – 草原の訳>

「どういたしまして。でもどうして草原の部分を作ったの?」

イヴは全面を花にしても良いと思っていた。

「もし全てが花だったら僕達が使う所の花々が僕達が上に乗った事で折れて可哀想でしょ?」

アダムはイヴに道徳と倫理を説いた。

「あら、確かにそうね。アダムはお花にまで優しいのね」

イヴは生(せい)を全(まっと)うしているアダムから忘れかけていた大切さを思い出さされた。

「草木や自然を大事にしなくなったら勇者は終わりだよ」

アダムは神々の事を責める事はせず自分だけは勇者として決して低俗には染まらないという覚悟を見せた。

「それはきっと私達神々にも言える事なのでしょうね……肝に銘じておくわ」

イヴは肝に銘じた。

「じゃあ敷くわね」

「うん」

そしてイヴは草原の上にシーツを敷いた。

「ありがとう」

アダムは感謝した。


30/67.<Hの前 – 体を綺麗に>

「良いのよ。で、どうしたら良いのかしら?」

イヴはアダムに導いてほしかった。

「そもそも僕達は今から体でも愛し合うって事で良いんだよね?」

アダムはイヴがどこまでするつもりなのか訊いた。

「もちろん私はそのつもりで考えていたけれど。アダムの好きな様にして良いのよ」

イヴはアダムに任せたい。

「分かったよ。でもその前にイヴは体を洗いたいかい?」

アダムはイヴが入浴したいか訊いた。

「私は貴方に会う前に全身を衣服まで含めて魔法で綺麗にしたし貴方も衣服も含めて全身を綺麗にしたから清潔なはずよ」

イヴはお互いに綺麗になっている事を明かした。

「あれから少し経っているから少し汗を掻いてしまっているかもしれないけど大丈夫なのかい?」

アダムはイヴの意向に合わせようとした。

「私は大丈夫だけれど気になるのなら今私の魔法で私とアダムを綺麗にするわよ?」

イヴは提案した。

「お願いするよ」

アダムはイヴに不快な思いをさせたくなかった。

「分かったわ。――これで大丈夫よ」

イヴはアダムと自分を魔法で綺麗にした。


31/67.<Hの前 – ハグ>

「ありがとう。じゃあシーツの前、ここに立ってくれるかい?」

アダムはイヴをシーツの前に誘導しようとした。

「ええ。――緊張するわ」

イヴは緊張しながらアダムの誘導に従った。

「僕も緊張しているよ、イヴ。ところでイヴの事を抱き締めても良いかい?」

アダムはイヴの前に立つと抱き締めたくなった。

「ええ、もちろんよ」

イヴは緊張しながら顔を赤らめた。

「イヴに触れても良いんだね?」

アダムは普遍的に触れる許可を取ろうとした。

「フフ、用心深過ぎるわよ。好きなところに好きなだけ触れて良いわ」

イヴはアダムがあまりに慎重な為笑ってしまった。

「認めてくれてありがとう。愛しているよ、イヴ」

アダムはイヴを抱き締めた。

「私も愛しているわ、アダム」

イヴは抱き締め返した。


32/67.<Hの前 – プロポーズ>

「僕と結婚してくれるかい?イヴ」

アダムはイヴにプロポーズした。

「ええ、私と結婚して、アダム」

イヴは幸せそうにプロポーズに応じた。

「それじゃあキスしても良いかい?」

アダムはイヴに誓いのキスをしようとした。

「ええ、お願い」

イヴはアダムからのファーストキスをずっと受け入れたかった。

「じゃあするね」

アダムはイヴにファーストキスをした。

そしてアダムが唇を離すと――。

「あら、もうおしまい?」

――イヴは物足りなかった。

「これは最初の誓いのキスだから唇を重ねるだけにしたんだよ」

アダムはその訳を話した。

「やっぱりそうだったのね。でも私は今まで我慢に我慢をしていたアダムが興奮を抑え切れなくてついに私を押し倒してくれるのを期待していたのだけれど?」

イヴはそんな妄想をしていたのだった。

「それはさすがに一線を超えていて風情(ふぜい)も無いと思うしイヴに申し訳無くて出来ないよ」

アダムには丁寧に1つずつしていく以外の選択肢は無かった。

「遠慮なんて要らないのに。でもアダムの私を大事にしてくれている想いはちゃんと私に伝わっているからこれの方が良いのでしょうね」

イヴは結局アダムのしてくれている事が最善なのだろうと察した。


33/67.<Hの前 – 脱ぎ方のリクエスト>

「そうだと良いんだけどね。じゃあ次にお互いに脱ぎたいのだけど脱ぎ方のリクエストは有るかい?」

アダムは最も理想に思う手順を踏んでいるつもりだが何が理想かなど人によって違うしイヴが満足してくれていると良いなと思いそして脱ぎ方のリクエストを訊いた。

「私はアダムの指示に従うわ。遠慮はしないで」

イヴはアダムのしたい様にしてこそだと思っており無理矢理破かれるのも受け入れるつもりでアダムの指示を仰(あお)いだ。

そしてアダムは悩んだ。

*先ず高貴な身分の者は女性も男性も自ら脱がずに侍女に着脱(ちゃくだつ)をさせる。*

*一方で平民は普通自分で着脱する。*

*そして対等な関係かついつもとは違う着脱がしたい場合はお互いにお互いの着脱をし合うという方法が有る一方でリードしている側が相手を脱がすというやり方も有る。*

*もちろんアダムは今回どのやり方がベストか悩んでいた。*

「イヴは普段誰かに着脱を手伝ってもらっているかい?」

アダムは悩んだ末イヴの普段の着脱の仕方を訊いた。

「私は着脱なら自分でするわ。どこぞの女帝や女王、王妃の様に侍女に着脱させたりはしないわよ。でも最後に着脱をしたのがいつだったかはもう忘れてしまったけれど……」

イヴは自分で脱ぐ派だった。

*イヴは自分で自分の体や衣服を綺麗にする魔法が使える為お風呂に入る必要が無くその為最後に着脱をしたのがいつかも忘れてしまっていた。*


34/67.<Hの前 – イヴの脱衣>

「参考にさせてもらうよ。さてと――。――イヴ、脱いでくれるかい?」

アダムはイヴが先程勇者の報酬として何でもリクエストして良いと言っていた事を思い出ししたい様にしてみる事にした。

「ええ、分かったわ」

イヴはアダムが自分で考えてしてほしい事を言ってくれているのが素直に嬉しくて少しでもアダムが興奮してくれる様にとゆっくりと煽情(せんじょう)的に脱いでいった。

「脱いだら脱いだものはシーツの上にね。それと足を汚さない様にシーツの上に乗ってね」

アダムはイヴの足を汚したくなかった。

「分かったわ」

イヴはアダムがちゃんと考えて導いてくれているのが嬉しかった。

「あと脱いだものは僕が畳んであげるよ」

アダムはイヴが脱ぎ捨てるよりは自分が畳みたかった。

「大丈夫よ。私が畳むわ」

イヴは自分で畳むつもりだった。

「分かったよ」

アダムはイヴがそうしたいのならと任せた。


35/67.<Hの前 – イヴの体>

「恥ずかしいわ……」

脱ぎ終えるとシーツの上に乗り脱いだものを畳み立ち上がると堂々と自分の裸体をアダムに見せた。

「素敵な体だね」

アダムはイヴの体を褒めた。

「嬉しいわ。触っても良いのよ?」

イヴはアダムに触ってほしかった。

「ならそうするね」

アダムはイヴの言葉に甘えて体を優しく触ってみた。

「遠慮しないでもっと好きなところを触って」

イヴはアダムが遠慮していると思った。

「分かったよ」

アダムはイヴの胸を揉んでみた。

「気持ち良いわ。ねぇアダム、上から下まで好きなところを好きなだけ触っても良いのよ」

イヴは遠慮無く上から下まで好きなところを触ってほしかった。

「そうするね」

アダムはイヴの頭の上から触り始めイヴの胸や膣に触れるとイヴは体を震(ふる)わせそしてつま先に至るまで触ってみた。

「私の体どうだったかしら?」

イヴはアダムに感想を訊いた。

「素敵だよ。正直興奮してる」


36/67.<Hの前 – アダムの脱衣>

アダムはイヴに素直に感想を述べた。

「嬉しいわ。興奮してくれているのね。じゃあ次はアダムが裸になる番かしら」

イヴはアダムが興奮してくれて嬉しいしアダムもそろそろ脱ぎたいだろうと慮(おもんぱか)った。

「うん。じゃあイヴ、僕を脱がしてくれるかい?」

アダムはイヴに脱がしてほしかった。

「分かったわ」

イヴはアダムの服を脱がしていった。

「こんな貧相な体で申し訳無い」

アダムはイヴに謝った。

「アダムの体も素敵よ」

イヴは特にこだわりは無かったしどの様な体でも受け入れるつもりだった。

「僕はやっぱりイヴに相応しいと思えないよ」

アダムはイヴには理想の肉体、人格、能力、その他諸々を兼ね備えた勇者が相応しいと思っていた。

「大丈夫よ。気にしないで。私からすれば貴方が宇宙で一番なんだから。自信を持って」

イヴはアダムに自信を持ってほしかった。

しかしアダムはイヴが気を遣って言葉を選んでくれているだけだと思っていた。

「靴を抜いだら僕もシーツの上に乗るから少し後ろにズレてね」

アダムはイヴに移動を指示しておいた。

「分かったわ」

イヴは承知した。


37/67.<Hの前 – 相応しい相手>

「私だって貴方に相応しいのは私以外のもっと良い女神だと思っているのよ。あのマナリスとか」

イヴも本音を打ち明けながらアダムの服を畳み終えた。

「イヴはイヴだしイヴは素敵だから大丈夫だよ」

アダムはイヴに欠点が有るとは思っていなかった。

「私はマナリス程優しくは無いの。あんなに可憐な女の子じゃないわ。小鳥だって私には近付いてこない」

イヴは気にしていた事を打ち明けながら靴を揃えた。

「僕はイヴには欠点が有るとは思ってないんだ。むしろ僕が至らな過ぎてイヴに申し訳無いんだよ」

アダムは脱がされ始めた事をきっかけにイヴへの申し訳無さを覚えていた。

「冷静に考えて。貴方は私に損害を与えた事は無いわ。むしろ貴方は私の為にずっと頑張ってくれた。支えてくれた。私はそんな貴方の事が大好きだし愛しているの。貴方は私に相応しいの。だから貴方が私の事を高く買ってくれているのなら、その私が貴方の事を愛していて大丈夫だと言っているのだから、それを信じて自信を持ってほしいのよ」

イヴはアダムの手を握りながら説得した。

「分かったよ。ならイヴも僕の事を信じてくれているのなら僕はイヴの事を立派な女神だと思っているから自信を持って」

アダムは説得されイヴの論法で説得した。

「ええ、分かったわ。でも『理想の女神』や『最高の女神』ではないのね」

イヴもアダムに説得されたもののアダムの言った事に引っ掛かった。

「君が宇宙で一番の理想の女神だよ、宇宙で一番の最高の女神だよ、って言うと修羅場になってしまうでしょ?だから世界で一番好きとか言いづらいんだよね」

アダムは抱えていたジレンマを明かした。

「確かにそうねぇ。勝手に覗いてる子達もいるからね。だったら全員1位タイとしたら良いんじゃないかしら?」

イヴはアダムから「宇宙で一番愛してる」などと言われたかった為その提案をした。

「それをみんなで共有出来るのかい?」

アダムはその事を共有出来るか訊いた。

「私が何とかするわ。だから貴方は目の前の相手に全力で向き合えるのよ」

イヴは自分の為にもアダムの抱えているジレンマを解消したかった。


38/67.<Hの前 – 皮被り>

「分かったよ。ありがとう。ところで僕のオチンチンって皮が被っていたかなぁ」

アダムは自分のチンコがいつの間にか皮を被っている事に驚いた。

「私が復元したの。私が処女なのだから貴方も童貞でいてほしいなって。駄目だったかしら?」

イヴは形だけでも一緒に初体験を迎えたかった。

「イヴが復元したんだね。理由は分かったよ。別に駄目ではないから気にしないで」

アダムはイヴの理由を知り自分も共感はしていた。

「なら良かったわ。私が剥いてあげるからね」

イヴはアダムに怒られなくてホッとした。

「分かったよ。剥(む)いてほしい時に言うね」

アダムはそのタイミングを見計ろうと思った。

「ええ、そうしてね」

イヴはアダムのチンコの皮を剥いてあげるのが楽しみだった。


39/67.<Hの前 – 全裸ハグと全裸キス>

「じゃあイヴを抱き締めても良いかい?」

アダムはイヴを抱き締めたかった。

「ええ、お願い」

イヴはアダムに抱き締められたかった。

「じゃあ抱き締めるね」

アダムはイヴを抱き締めた。

「アダムの体、温かいわ」

イヴはアダムの温もりを感じた。

「イヴの体も温かいよ。でも僕のが当たってしまって申し訳無い」

アダムもイヴの温もりを感じたものの男性器がイヴに当たってしまっている事を謝罪した。

「良いのよ。体ってそういうものだし私だって胸が貴方に当たってしまっているもの」

イヴも謝罪した。

「イヴの事は問題無いのだけどね」

アダムは別にこれまたイヴの事を非難したい訳ではなかった。

「私だけ無罪でアダムだけ有罪なんて事は無いのよ。お互い様、でどうかしら?」

イヴは仮にアダムが有罪だとしたら自分も同罪だと思っていた。

「分かったよ。でも僕のはほら硬くなったり大きくなったりして動くから……」

アダムは男性器は勃起したり動いたりするものでありその事でイヴを不快な気持ちにさせたくなかった。

「大丈夫よ。それも含めて貴方なのだから私は受け入れるわ」

イヴにとってはその程度の事全く問題無いし気にしていないし勃起してくれているのは興奮してくれているという証だと分かっているしアダムの事ならどの様な事でも受け入れるつもりだった。

「そう言ってくれてありがとう、イヴ。宇宙で一番愛しているよ」

アダムはイヴに感謝し愛を伝えた。

「私もアダムの事を宇宙で一番愛しているわ」

イヴもアダムに愛を伝えた。

「じゃあ今度はキスしても良いかい?」

アダムはイヴに感謝しキスを提案した。

「ええ、お願い」

イヴはアダムのキスを待った。

そして唇が重なり次第にイヴがアダムの舌を受け入れる様にしてディープキスへと移行していった。

そしてアダムの唇が離れると糸を引いて――。

「あら、もう終わりなの?」

――イヴは名残惜しそうにそう言った。

「前菜ばかり食べているとメインディッシュの前にお腹がいっぱいになってしまうかもしれないよ?」

アダムは欲しがりなイヴに忠告した。


40/67.<Hの前 – 手順>

「確かにそうね。さて次は何をするのかしら?」

イヴはアダムの言った事に納得しワクワクしながら指示を待った。

「僕としてはイヴにシーツの上に仰向けになってもらって上から下へと愛撫をしていきたいところなのだけど僕のオチンチンは今皮が被っているからね」

アダムはどの順番でいくか考えていた。

「そうよね。いつ剥いてあげようかしら?」

イヴはタイミングを教えてほしかった。

「じゃあイヴを仰向けにする、愛撫する、皮を剥いてもらう、でどうかい?」

アダムは手順を考えた。

「私の処女の証明は?」

イヴは魔法の世界の中世ではよく有る「処女の証明」をしたかった。

「相手に見てもらうやつかい?」

アダムはイヴと認識を共有しようとした。

「そうよ」

イヴはアダムも分かっているのだなと思った。

「なら処女の証明は仰向けになってからで良いかい?」

アダムは証明も手順に加えた。

「ええ、そうして」

イヴはアダムの指示に従っていれば間違いは無いと思っていた。


41/67.<Hの前 – 仰向けに>

「じゃあシーツの上に仰向けになってくれるかい?」

アダムはイヴに仰向けになってもらいたかった。

「ええ、分かったわ」

イヴはシーツの上で仰向けになるとアダムに向けて開脚した。

「それで僕が君の側(そば)に寄っても良いかい?」

アダムはイヴに近寄る許可を取ろうとした。

「もちろんよ。来て、アダム」

イヴはアダムを誘った。

「ならお言葉に甘えて」

アダムはイヴの正面まで近付いた。

「フフ。ここまできて私が拒否するとでも?」

イヴはアダムの慎重さに笑った。

「何がどうなるかなんて分からないからね」

アダムはあらゆる可能性を警戒しており性格的に慎重にならざるを得なかった。

「まぁいいわ。今までの貴方だったら自ら私を求めてくれなかったから。慎重でも私を抱こうとしてくれている今の貴方の方が良いもの」

イヴはまぁ仕方が無いかと妥協していた。

「そっか。それにしても自ら開脚してくれたなんて。気を遣わせてしまってごめん」

アダムはイヴに申し訳無かった。

「良いのよ。私、貴方が尽くしてくれる女が好きなの知ってるからね」

イヴはアダムが煽情(せんじょう)的な積極性を見せた女性を褒めているのを知っていた。

「だから私の事も褒めてほしいわ。何でもしてあげるから」

そしてイヴもアダムに褒められたいし何でもしてあげたかった。

「無理してないかい?」

アダムはイヴに本当に申し訳無いと思っていた。


42/67.<Hの前 – 処女確認>

「無理は一切していないわ。だから気にしないで。さて私が処女かどうか確認してくれるかしら?」

イヴはアダムに処女の証明をしたかった。

「僕はイヴが『処女』だと言ったのなら『処女』なのだろうし全く疑っていないよ?」

アダムはイヴの事を信じている為わざわざそれの証明をする必要は無いと思っていた。

「これは貴方への誠意なの。私も下界の風習に倣(なら)って貴方に処女の証明をするわ。見て」

イヴはイヤらしくオマンコを奥までクパァした。

「うん。見るね」

アダムはイヴの膣内を確認しようとした。

「よーく顔を近付けて見てほしいわ」

イヴはアダムを興奮させたかった。

「分かったよ」

アダムは顔を近付けて処女膜を確認した。

「私の処女膜が見えたかしら?」

イヴはアダムが見れたか知りたかった。

「うん。見えたよ」

アダムはイヴの処女膜を目視出来ていた。

「どうだったかしら?」

イヴはアダムの感想を訊いた。

「とても綺麗だったよ」

アダムはイヴに感想を述べた。

「ありがとう。嬉しいわ」

イヴはアダムが褒めてくれて嬉しかった。

「じゃあ今度はイヴに覆い被さっても良いかい?」

アダムは今度はイヴに覆い被さりたかった。

「ええ、お願い」

イヴはアダムに覆い被されるのが楽しみだった。

「君は世界で一番美しいよ、イヴ」

アダムはイヴに覆い被さりイヴを撫でた。

「貴方も世界で一番カッコいいわよ、アダム」

イヴはアダムを見つめた。

そしてアダムはイヴにキスをした。


43/67.<Hの前 – 愛撫>

「それじゃあイヴの体を愛撫していくね」

アダムはイヴを愛撫していきたかった。

「ええ、お願い」

イヴはアダムに体を愛撫してほしかった。

「イヴの肌は綺麗だね」

アダムはイヴの肌を褒めた。

「嬉しいわ」

イヴはアダムに褒められたのが嬉しかった。

「イヴの胸も可愛いよ」

アダムはイヴの胸にキスし舐め、揉み、乳首を愛撫した。

「気持ち良いわ。可愛がってね」

イヴは気持ち良くなりながらアダムに身を委ねた。

「ここも可愛いね」

アダムはイヴの体を下へ向けて愛撫していくとついに陰部に辿り着いた。

「嬉しいわ。貴方のオマンコよ。可愛がってね」

イヴは自分の全てはアダムのものだと思っていた。

「そう言ってくれて嬉しいよ。ありがとう」

アダムはイヴの気持ちを素直に受け入れてイヴの陰部に顔を埋(うず)めるとオマンコにキスし舐めクリも愛撫し皮を剥くと舌と手を使って愛撫していった。

「気持ち良いわ、アダム」

イヴはアダムにオマンコも気持ち良くされ濡らしていった。


44/67.<Hの前 – 皮剥き>

そしてもう十分に濡れたと思ったアダムは――。

「ねぇイヴ、もう十分に濡れたと思うからそろそろ僕のを手で剥いてくれるかい?」

――イヴに剥いてもらおうと思った。

「ええ、分かったわ。でもどういう体勢で剥いたら良いかしら?」

イヴは上体を起こした。

「ならこの体勢で剥いてくれるかい?」

アダムは両手を後ろに突く様にして胡坐(あぐら)を掻(か)いて座った。

「分かったわ。痛かったら言ってね」

「うん」

イヴはアダムのチンコを優しく添える様にして握ると優しく少しずつ剥いていった。

「あともう少しよ」

「うん」

「剥けたわ。よく我慢出来たわね」

そして剥き終わるとイヴは痛みを我慢したアダムを褒めた。

「痛かったけどね」

アダムは痛みは感じていた。


45/67.<Hの前 – 剥いた後のフェラ>

「そうね。で、風習では今から貴方のを私が舐めて綺麗にするんじゃなかったかしら」

イヴは下界の風習を満喫したかった。

「そんな事をしたらイヴの口まで汚れてしまうよ?」

アダムはイヴにその様な事をさせたくなかった。

「大丈夫よ。手も口も魔法で綺麗にするから。駄目かしら?」

イヴはアダムの為にも出来る限りの事をしたかった。

「分かったよ」

アダムはイヴの熱意を認めた。

「じゃあ早速していくわね」

「うん」

イヴはアダムの剥いたばかりのチンコを舌を使って綺麗にする様にフェラチオしていった。

もちろんイヴは至るところにキスし我慢汁や恥垢は飲み込んでいった。

「こんなものかしら」

そしてイヴはチンコだけでなくその周りやタマタマ、その根本まで入念に舐め回した。

「全部綺麗にしてくれたんだね」

「ええ、もちろんよ。――さて、これで綺麗になったわ」

イヴは大層満足そうにし手と口元、口内に魔法を掛け綺麗にした。

「手間を掛けさせたね」

アダムはイヴに手間を掛けさせた様で申し訳無かった。

「大丈夫よ。楽しかったわ。それでどうだったかしら?」

イヴは感想を訊いた。

「上手だったよ。気持ち良かった」

アダムは素直に感想を述べた。

「アダムがそう言ってくれて嬉しいわ。アダムが射精した後も綺麗にしてあげるから楽しみにしていてね」

「うん。楽しみにしているよ」

イヴはアダムにお掃除フェラを約束した。


46/67.<H – 正常位 – 開脚>

「さて、そろそろかしら?」

イヴはいよいよだとドキドキしてきた。

「うん。もう一度正常位で開脚してくれるかい?」

アダムはついに繋がる準備を始めようとした。

「ええ、分かったわ。――ここに挿れて、アダム」

イヴはもう一度仰向けで開脚するとオマンコをクパァした。

「その前にもう一度敏感にしてあげないとね」

「また可愛がってくれるのね。――気持ち良いわ」

アダムは再びイヴの陰部に顔を埋め愛撫し敏感にした。

「さて、そろそろだね」

「ええ、ついによ」

そしてアダムは挿入の準備をしようと顔を上げチンコをオマンコへと近付けた。

「ここに挿(い)れて、アダム」

イヴはオマンコをクパァしながらアダムが挿入してくれるのを待ちわびた。

「でも本当に良いのかい?避妊具は付けていないしこの先に踏み込んだらもう戻れないかもしれないよ?」

アダムはイヴに判断を誤ってほしくはなかった。

「処女膜なら何度でも復元出来るわよ?」

イヴはアダムが言いたい事は何となく分かっていたものの別の角度でぼかした。

「そういう事ではなくてね、僕なんか所詮神々の駒だし、女神の相手なら男神(おがみ)なんじゃないのかなって、イヴにもっと相応しい人が居るんじゃないかと思ってね」

アダムはイヴの事を想って言っている。

「なら勇者を引退して私の多元宇宙か世界でも貰って神になったらどうかしら?」

イヴはアダムが勇者を引退してくれるならむしろその方が良かった。

「僕は勇者でいたいからね。だからこそそんな僕を捨てる選択肢は持てないのかい?」

アダムはイヴに選択を迫(せま)った。

「そんな選択肢は持てないわね。アダムの信念が堅い様に私の信念も堅いの。私が愛しているのは貴方だけだから。貴方も私の事を愛してくれているのなら、私との結婚を誓ってくれたのなら、貴方のオチンチンで私の処女膜を貫いて、私と愛し合って一緒に幸せになりましょう?」

イヴはアダムに自信を持たせるべく畳み掛けたもののあくまでアダムの自由意思が大事だと思っておりアダムに決断を委(ゆだ)ねた。

「イヴの覚悟が分かったよ。僕はイヴの事を最後まで責任を持って愛すると決意しているけどイヴが人生を台無しにしてしまわない様に最終確認をしておこうと思ったんだ。でもイヴの覚悟が分かったから僕もイヴの言葉を信じるね」

アダムはイヴの覚悟に応えようと思った。

「ならもう答えは出たわね。私は貴方の事を待っているわ」

イヴはオマンコをクパァしながら挿入されるのを期待しヒクつかせた。


47/67.<H – 正常位 – 挿入>

「じゃあ挿れるね、イヴ」

アダムはフル勃起しているチンコをイヴのオマンコへとあてがった。

「ええ、お願い、アダム」

イヴは期待に胸を膨(ふく)らませた。

そしてアダムはイヴのオマンコの中へとチンコを挿入していきついに処女膜にキスするとそれを突き破った。

するとイヴは処女膜を貫かれた痛みに襲われ苦悩の表情を見せた。

「大丈夫かい?」

アダムは挿入を止めた。

「大丈夫よ。ちょっと痛かっただけだから」

イヴはアダムに止めてほしくなくて気を遣ってほしくなくて言葉を選んだ。

「なら痛みが引くまで待つよ」

アダムは挿入を止めながらもイヴが傷口から痛みを感じない様にあまり動かない様にしながら待つ事にした。

「私の心配をしてくれるのは嬉しいのだけれど、私の知っている風習では血の量が多い方が評価されていたと思うのよね。さて貴方の優しいやり方で私の出血量は増えるのかしら?」

イヴは優しくしてくれるのはとても嬉しいのだが風習で言えば血の量が多い方が評価されていた為そのジレンマを抱えていた。

「じゃあ血の量が多いものは今度の機会にしても良いかい?」

アダムはイヴが望むのならその試みを実現しても良いと思っていたがイヴの体調を考えない様なやり方をメインストーリーにはしたくなかった。

「ええ、そうしましょう。私達は何度でもやり直せるのだから」

イヴはあのまったく頼ろうとしてくれなかったアダムがイヴによる復元魔法ありきの提案を呑んでくれているのが嬉しかった。

「じゃあ痛みが中和される様に愛撫するね」

「フフ。どうぞ」

アダムはイヴの乳首とクリに手で愛撫を始めた。

「気持ち良いわ、アダム」

イヴは乳首もクリも勃起させ破瓜の痛みをほとんど忘れられる程の快楽に酔いしれた。


48/67.<H – 正常位 – ピストン>

そしてイヴも痛みが引いてきて――。

「もう動いても良いわよ」

――アダムにゴーサインを出した。

「分かったよ。動くね」

「ええ、お願い」

アダムはイヴが強がっている可能性を考慮したが痛みの度合いはイヴの表情から推測出来ると思いイヴの言葉を信じ挿入を再開しついに最奥(さいおう)にキスした。

「奥まで挿れたよ」

「ええ、アダムのを私の奥でしっかりと感じているわよ。私の処女を貰ってくれてありがとう」

「どういたしまして、って今言う場面なのかは分からないけどね」

「フフ、そうね。でも――」

イヴは笑い――。

「――これが私からの感謝の気持ちよ、アダム」

――自らアダムに抱き付きキスした。

「自分から抱き付いて痛くなかったのかい?」

「動いたら痛みはしたけれどこれくらい平気よ」

イヴはその程度の痛みは計算内だった。

「それにしても感謝する程の事なのかな?」

「する程の事よ。私はやっと貴方と繋がれて幸せなの」

イヴは長年の夢が叶い幸せだった。


49/67.<H – 正常位 – 欲しがりさん>

「僕もイヴと繋がれて幸せだよ」

「なら私も貴方から感謝の印が欲しいかもしれないわ?」

イヴはアダムにキスのお返しをしてほしかった。

「イヴってもしかして欲しがりさんかい?」

「きっとそうね。貴方のものなら何でも欲しいわ」

今度はアダムからイヴにキスした。

「それにしてもイヴの中は温かいね」

「アダムのオチンチンも温かいわよ」

アダムとイヴはお互いの温もりを感じていた。

「ねぇ、そろそろ自由に動いて良いわよ」

「分かった。ゆっくりで動くね」

「ええ、お願い」

アダムはイヴに痛い思いをさせたくなくてしばらく動いていなかったのだがイヴのゴーサインを信じてゆっくりとピストンを始めた。

「貴方を全身で感じたいわ。私と両手を繋いでくれるかしら」

「うん。そうしようか」

アダムはイヴのリクエストに応え両手を恋人繋ぎで繋いだ。

「もっと早くしても良いわよ?」

「じゃあそうするね」

アダムはイヴの言葉に甘えてスピードを上げた。


50/67.<H – 対面座位 – 移行>

そして――。

「ねぇ、体位を変えても良いわよ?」

――イヴはアダムに好きな様にさせてあげようと体位の変更を提案した。

「大丈夫なのかい?」

アダムはイヴが無理をしているのではないかと思った。

「フフ、大丈夫よ。私に指示して」

イヴは下界を見てのイメージトレーニングと比べればイヴはもっと痛い思いをすると思っていたのだがアダムは優しくて良い意味で拍子(ひょうし)抜けしているぐらいだった。

「分かったよ。じゃあ対面座位にするからイヴの上体を僕が抱き抱えて起こすけど良いかい?」

「ええ、お願い」

アダムは挿入しながらイヴの上体を抱き抱えると対面座位へと移行した。

「これで貴方の顔がよく見えるわね」

「僕もイヴが間近(まぢか)に見られて嬉しいよ」

「そう言ってくれて嬉しいわ、アダム。――ねぇ、もっと私の体触って良いのよ?」

イヴは対面座位に移行するとアダムと見つめ合ってからアダムの手を取りその手の平(ひら)を自分の胸に当てた。

「ずいぶんと積極的だね」

「だって貴方、私が言わないとずっと遠慮して何もしてこないでしょう?」

イヴは長年の経験からアダムの生態は十二分(じゅうにぶん)に理解していた。

「まぁそうだね。僕はイヴに迷惑を掛けたくないからね」

「迷惑なんかじゃないわ。言っておくけどね、アダム。見ず知らずの人の胸を触るのは犯罪よ?でも私と貴方はもう特別な関係なのでしょう?」

「うん、そうだね」

「ええ。それで私と貴方はもう特別な関係で私が好きにして良いと言っているのよ?」

イヴはアダムがもっと男の子らしく積極的になっても良いと思っていた。

51/67.<H – 対面座位 – 欲望>

「ならこのまま揉んでも良いんだね?」

「もちろんよ。貴方の性欲や欲望を満たす為に好きにして良いの」

「ならそうするね」

アダムはイヴと繋がる前の準備として性感帯を敏感にさせる為ではなく破瓜の痛みを忘れさせる為でもなくただ純粋に性欲と欲望を満たす為だけにイヴの胸を揉んでみた。

「その調子よ。好きにして良いの。私は貴方の為なら何でも受け入れるわ。私も頑張るから一緒に気持ち良くなりましょう?」

「うん、分かったよ。一緒に気持ち良くなろうね」

イヴはアダムを導く様に説得すると抱き付きキスをしながら腰を振りアダムもそれに応じた。

「私のキスどうかしら?」

「上手だと思うよ」

「ありがとう。それで私の腰振りはどうかしら?」

「ちゃんと動いてくれてて気持ち良いよ」

「気持ち良いのなら良かったわ」

イヴはアダムが満足してくれている様でホッとした。

「ところで僕のキスはどうなのかい?」

「私は経験が無いから比較の仕様が無いのだけれど私は幸せを感じられているしきっと貴方の事だから上手よ」

「イヴが幸せを感じられてくれているのなら嬉しいのだけど『きっと』なんだね」

「だってアダムは何でも『上手』だから。きっとそうなのでしょうね、と思ったの」

「イヴから信頼されているのは嬉しいよ。それで僕の腰振りはどうなのかい?」

「これも私は経験が無いから比較の仕様が無いのだけれど、貴方の優しさと愛が伝わってくるしこれまたきっと上手なのでしょうね」

「イヴがそう言ってくれて嬉しいよ。自信が付いてきた気がする」

「フフ。貴方が自身を付けてくれて嬉しいわ。もっと自信を付けさせてあげるわね」

イヴはアダムに愛を伝える様にもっとキスを情熱的にし腰を振った。


52/67.<H – 騎乗位 – 移行>

「じゃあそろそろ騎乗位に移りたいと思うのだけれどどうかい?」

アダムはイヴの体調を探りながら体位変更を提案した。

「良いわよ。楽しみ」

「ならそうするね」

アダムは横になり騎乗位へと移行した。

「ねぇアダム、手を繋いでくれるかしら?」

「うん」

アダムとイヴは恋人繋ぎで手を繋いだ。

「私も動くからアダムも私の痛みの事は気にしないで突き上げて良いわよ」

「イヴがそう言うのならそうするね。でも痛かったらちゃんと言ってくれるかい?」

「ええ、分かっているわ」

イヴは例え痛くても痛いだなんて言うつもりは無かったが腰振りを始めアダムはそれに合わせた。

「イヴの胸が凄く揺れているよ」

「フフ。アダムが支えてくれていたら揺れないわよ?」

「確かにそうだね」

「ほら、どうぞ」

イヴは両手を繋いでいるとアダムが胸を揉めない事に気付き名残惜しいが手を離した。

「うん、そうするね」

「フフ。――気持ち良いわ」

イヴは気持ち良くなりながらも騎乗位のコツを掴んでいった。


53/67.<H – 騎乗位 – 素質>

「フフ、アダムって本当はエッチなのかしら?」

イヴはアダムが両手で両方の乳首をつまんで引っ張ったりしているのを見てS気(えすっけ)を感じた。

「それはどうなんだろうね」

「私はそう感じるわ。あと導いてくれる感じからしても『御主人様』の素質も有るかもしれないわよ?」

イヴはアダムから激しくされたいと思っている自分がおり出来ればアダムには『御主人様』モードも目覚めてほしかった。

*イヴはアダムが女性から「御主人様」を要求された際に渋々だが少し活き活きと御主人様になっていたのを見た事が有った。*

「でも僕はイヴを傷付けたくないからね」

アダムはまだそこまでの事をイヴには出来なかった。

「私は『御主人様』なアダムも見てみたいわ」

「それはどうしてなのかい?」

アダムはイヴにその訳を訊いた。

「私達って最初は女神と兵士だったわ。それで貴方が私の勇者になって、私よりもずっと強くなって、もし貴方が神になりたいと望んで私から巣立ったら、いずれ世界神、いえ、多元宇宙を司る神になっていたはずよ。でも私はきっと貴方を失えば普通の女神のままで一生を終えていたわ。でももし神になった貴方が私を側に置いてくれたら、いえ、仮に私がアダムの勇者だったとしたら、貴方は心置き無く私を愛して性欲と欲望の限りを尽くしてくれたのかな、って思うの」

イヴは「王女が自分の事を守ってくれる最強のナイト様に恋をしているもののそのナイト様は王女への忠誠心と騎士道精神により王女を一向に恋愛対象とは見てくれない為『立場が逆だったら良かったのに……』とどぎまぎする」という様な事の女神版を長年経験しアダムと立場が逆だったらこんな大変な事にはなっていなかったのだろうな、とつくづく思っていたのだった。

「仮に僕が神でイヴが勇者だったとしても『君に人としての人生を送らせてあげたいから』だとか言って遠慮していた気がするよ」

アダムはその場合を想像してみたが結局遠慮は感じていたのだろうと思った。

「フフ。確かにそうね。でも私はきっと諦めなかったと思うわ。それにもし神である貴方が勇者である私に恋をしていて勇者の私が貴方に遠慮していたらあの手この手を使って頑張ってくれるのかしら?」

「うん。僕でもあの手この手を使って手に入れようとしていたと思うよ」

アダムはきっと遠慮しながらもイヴの様に相手を何が何でも改心させようとしていたのだろうなと思ったのだった。

「フフ。なら良かったわ。私と同じ気持ちって事ね」

「うん、そうだね」

アダムとイヴは気持ちが繋がった。


54/67.<H – 覆い被さり騎乗位 – 移行>

「さて、次は何をしたら良いのかしら?」

「そうだね。次は『覆い被さり騎乗位』でどうかい?」

「それは楽しそうね。でもどうしたら良いのかしら?」

「繋がったままイヴが僕に覆い被さるだけだよ」

「分かったわ。――こうかしら?」

「うん。それで良いよ」

アダムとイヴは「覆い被さり騎乗位」に移行した。

「さっきから薄々感じていたのだけれど私が貴方の上になっていると私が貴方の主導権を握っている様な気持ちになれるわね」

「ならイヴの方こそ『女王様』の素質が有ったりするかもしれないよ?」

「それはどうかしらね。それにあまりする気が湧かないわ」

「する気が起きないのはどうしてなのかい?」

「だって貴方がそういうの苦手じゃない?」

「そうだね。苦手だと思う」

「だからよ」

イヴはアダムから「女王様」の気質が有るかもしれないと言われてそうなのかもしれないなと思ったもののアダムがその一面を求めていない為自ら「女王様」になりたいとは思えなかった。

「だから私はこうして貴方の上にまたがって覆い被さって自分からキス出来るだけで満足よ」

イヴは早速自らアダムにキスをしていった。

「フフ」

イヴはアダムがキスに応じながらも意趣(いしゅ)返しか乳首やクリを刺激してくる為笑った。

「どうしたのかい?」

「貴方が私にやられっぱなしにならなくて手を伸ばして気持ち良くしてくるからつい、ね」

「僕は君の勇者としてどんな戦いでも負ける訳にはいかないからね」

「フフ。自分の女神に勝とうとする勇者がいるのかしら?」

「どうやらいるみたいだね」

「フフ」

イヴもお返しにとアダムの乳首を刺激したりと負けず嫌いな2人はしばらくバトルを続けたのだった。

「私にも貴方にも負けず嫌いな一面が有る事が分かったのが新発見だったわ」

「そうだね。それにイヴがキスがこれ程好きだった事も新発見だったよ」

「今まで出来なかった分よ。もちろんまだまだし足りないわ」

「それは今後が楽しみだね」

「ええ、楽しみにしていてね」

アダムとイヴはお互いの新たな一面を知りキスへの渇望(かつぼう)を強めた。


55/67.<H – 覆い被さり騎乗位 – バリエーション>

「それで『覆い被さり騎乗位』では他に何をしたら良いのかしら?」

「色々有るけど基本的には相手との密着感を楽しみながらキスしたり腰を振ったりだと思うよ」

「色々って何かしら?」

「初夜でする事では無いと思うよ」

「あらそう。残念。でも次にする時はそれをしても良いのよね?」

イヴは次に「覆い被さり騎乗位」をする時はその「色々」とやらがしたかった。

「気が向いたらね」

「アダムったら。それはそもそも何なのかしら?」

「イヴの初体験が終わったら教えてあげるよ」

「貴方って『お預け』が多いわね」

「好きな子には意地悪をしたくなってしまうのかもしれない」

「あらそう。なら私にも考えが有るわ。意地悪な貴方には私からとっておきのお仕置きをしてあげようかしら」

「それは楽しみだね」

イヴは腰を振りながら情熱的なキスというお仕置きを仕掛けアダムはそれに応じ覆い被さり騎乗位を大いに楽しんだのだった。

「ふぅ……まいったかしら?」

「イヴからの情熱的なキスは『お仕置き』にはならないと思うけど?」

「フフ。貴方って手強(てごわ)かったのね」

「そりゃイヴの勇者だからね」

「なら私も貴方の女神として威厳を保てる様な方法を考えておくわ」

「楽しみにしておくよ」

イヴはアダムにキスの猛攻を仕掛けたつもりなのだがそれは「お仕置き」にはならないとピンピンしており手強いと狼狽(うろた)えたものの自分なりにアダムが敗北を認めてくれる様なスキンシップを次に会う時までに本気で考えようと思ったのだった。


56/67.<H – 後背位>

「さて、次は何をするのかしら?」

「そうだね。『後背位』がしたいなと思うのだけどどうかい?」

「『後背位』ってどうしたら良いのかしら?」

「僕にお尻を向けて四つん這いになったりする感じだね」

「分かったわ。――来て、アダム」

イヴはアダムに言われた通りにアダムにお尻を向けて四つん這いになりオマンコをクパァして誘った。

「本当に積極的だね、イヴ」

アダムはイヴの誘いに応じ興奮しながら挿入出来る体勢になっていった。

「私なりの意趣返しよ」

イヴはドキドキしてどうにかなってしまいそうになっているのにも関わらず冷静で平気そうなアダムを少しでも困らせたかった。

「僕は君に何かしたかい?」

「別にそういう事では無いのよ。少しでも貴方をドキドキさせたかったの。駄目だったかしら?」

「良いと思うよ。正直興奮した」

「なら良かったわ」

イヴは積極性が実(みの)ってホッとした。

「お尻も綺麗だね」

「嬉しいわ。お尻ももう貴方のものなのよ。好きに使ってほしいわ」

「そうするね」

「ええ、お願い」

そしてアダムはイヴのお尻を恐る恐る優しく撫でた。

もちろんイヴはアダムが自発的にお尻を撫でてくれている事が嬉しかった。

「じゃあ挿れるね」

「ええ、来て」

アダムはイヴの誘いに応じ挿入するとピストンを始めた。

「もっと激しくしても良いわよ」

イヴは痛みの管理が出来てきておりアダムのピストンもまだ遠慮していると感じた為もっと制限を解いてあげたかった。

「本当に良いのかい?」

「ええ、お願い」

「ならそうするね」

アダムはイヴの言葉を信じピストンをやっと普通のペースまで上げた。

「アダムのが奥まで届いているわよ」

「うん。イヴの奥にキスしているよ」

「ええ、ちゃんと私の膣内にもキスしてくれているわ」

「でも痛みは大丈夫なのかい?」

「大丈夫よ。思う存分突いて」

「そうする事にするよ」

「気持ち良いわ」

アダムはイヴに後ろから突きながらイヴのうなじなどにキスしたり胸を揉んだり乳首をつまんだりしてオマンコ以外の快楽を与えた。


57/67.<H – 後背位 – 感想と約束>

「なんだか動物の交尾みたいね」

イヴは後背位について素直な感想を述べた。

「そうだよね。メリットとしては重力と体勢で精液を効率的に子宮へ送り込みやすいんだったかな」

「貴方博識よね」

「それはどうも」

「でももしそうなら私の上半身の姿勢をもっと低くした方が良いんじゃないかしら?」

イヴはアダムがそう言うのなら上半身の姿勢を低くした方が効果的なのではないかと思った。

「そうだと思うけどイヴはそうしたいのかい?」

アダムは体位のちょっとした変更はイヴ次第だと思っていた。

「ええ、貴方の子を孕みやすくなるのならそうしたいわ」

「じゃあいくつかバリエーションが有るけど姿勢を低くしたいなら上半身を支えるのを両手ではなくて両腕の前腕にしたりそこからもっと姿勢を低くしたいなら両手も両腕も使わずにそのまま胸で上半身を支える方法も有るよ」

「確かにこうすると私のオマンコの方が上になるわね」

イヴはアダムに言われた通りにしてみると上半身の姿勢を低くする事が出来て感動した。

「そうだね。支えるのを両手が疲れてきたら両腕に切り替えたりどちらも使わずにしてみたり自分が楽になれる体勢を探して自分のその時の気分で切り替えてみると良いよ」

「貴方はセックスも上手だなんてね」

「それはどうだろうね」

イヴはアダムの性知識が豊富な為女の影を感じ自分の体を使って上手くなってくれたのなら完璧なのに、と焼きもちを焼いた。

「今度貴方の性知識をゼロにした状態で初夜を迎えてみても良いかしら?」

「今度っていつかい?」

「いつかは決めていないけれど。貴方が決めても良いわよ」

「まぁ良いと思うけれどその時のイヴの性知識は?」

「有るのと無いのと両方でやってみたいわ」

「良いよ。楽しみだね」

「ええ、楽しみよ」

そしてイヴは早速アダムの性知識をゼロにして初夜を迎えるという約束を取り付けた。

「ところで私のお尻の穴は使わないの?」

「それも初夜にする事だと思うかい?」

「まぁ敬虔(けいけん)なカップルが初夜にする事ではないわね」

イヴはアダムがアナルを使わない為提案してみたのだがアダムの理由に納得したのだった。


58/67.<H – 2度目の正常位>

「じゃあそろそろ『正常位』に戻しても良いかい?」

「ええ、良いわよ。――来て、アダム」

イヴはアダムの提案に応じ再び正常位の体勢になると開脚しオマンコをクパァし誘った。

「イヴは素直で良い子だね」

アダムは正常位の体勢になったイヴに挿入しやすい様体勢を整えていった。

「フフ」

「何が面白かったのかい?」

「そういう訳では無いのだけれど、貴方が下界で人気の理由が少し分かったのよ」

イヴは勇者アベル界隈の中でも特に薄い本の愛好家達が収集している「か弱い女神が勇者アベルによりベッドで激しく求められ寵愛を受ける」という様な妄想本を思い出して微笑んだ。

「へぇ。僕は特に何もしてないんだけどなぁ」

アダムには心当たりが全く無かった。

「私を縛ったりしてみる?」

「それは初夜でする様な事では無いんじゃないかい?」

「なら今度してみてくれるかしら?」

「僕がイヴにその様な事を出来るとは思えないのだけど」

アダムは上司格であるイヴにその様な事が出来なかった。

「でもしたくない訳ではないのでしょう?」

イヴはアダムの中に眠っているものを見抜いていた。

「それはどうかな」

「とりあえず今度で良いから貴方の好きな様にしてみてくれるかしら?」

「まぁ今度ならね」

「ええ」

イヴはアダムにどんな事でも心行(ゆ)くままにしてみてほしかった。

「さて、挿れるよ?」

「ええ、お願い」

そしてアダムとイヴは再び正常位で繋がった。

「ところで痛みの方はどうなのかい?」

「もう慣れたわ。大丈夫よ」

「なら良かったよ」

「だからもう一段激しくしても良いわよ?」

イヴはアダムが気遣ってくれるのは嬉しかったし我慢せずにもっと激しく突いてほしかった。

「ならそうするね」

「ええ、お願い」

アダムはピストンのギアを1段上げた。


59/67.<H – 2度目の正常位 – 想い>

「この体勢で射精するのね?」

「僕はそのつもりだったけど他の体勢が良かったりするのかい?」

「いいえ、この体勢で良いわ。だって貴方を抱き締められるから」

イヴはアダムにだいしゅきホールドした。

「でもそんなに抱き締められるといざという時に『外出し』出来なくなってしまうよ?」

「貴方に『外出し』なんてさせないわ。もったいない」

「でも中に出したら本当に取り返しの付かない事になってしまうかもしれないよ?」

「それで良いの。私は貴方の子が孕みたいのだから」

イヴはアダムに絶対に外出しさせたくなかった。

「本当にいつになく積極的だね。どうしちゃったのかい?」

アダムの記憶にはイヴが自然的な美しい場所で1人でよく思案している姿が色濃く有り残念そうにもよく下界へ送り出してくれる可憐な少女という印象である為今回イヴがあまりに積極的な為本当に困惑してしまった。

「私は貴方と長い時を過ごしてきて思ったの。本当に欲しいものは何が何でも手に入れようとしなければ手に入らないって。だから私は貴方が欲しいから、貴方に私と恋をしてほしいから、これだけ頑張っているし貴方が私の事を想って外出ししない様に抱き締めているのよ」

「なんだか僕が悪いみたいだね」

「いいえ、違うわ。貴方はただ私の為に『最高の勇者』であろうとしてくれた『最高の勇者』だったというだけの事よ。そして今やっと私達は繋がり合えたのだから私に出来る事は何でもしたいの」

イヴは掛け替えの無いものが欲しければ自ら積極的になって取りに行かなければ手に入らないという指針のもとでアダムをちゃんと中出しさせようとしているのだった。

「でも中に出しちゃって本当に子供が出来ちゃってイヴが後悔してしまってもしらないよ?」

「大丈夫よ。私は本当に貴方の子が欲しいの。貴方が私を愛してくれた証が欲しいの」

イヴはアダムの子を授かれるこの千載一遇(せんさいいちぐう)のチャンスを絶対に不意にはしたくなかった。


60/67.<H – 2度目の正常位 – 説得>

「貴方は私との子が欲しくないのかしら?」

「そういう訳ではないのだけどイヴに迷惑を掛けたくないからね」

「またそう言って。私にはちっとも迷惑ではないわ。貴方との子ならいくらでも産んであげるつもりよ」

イヴは本当はアダムとの間に作った子だけで世界を作りたかったしそうする予定だった。

*イウは今まで仕方無く創造魔法と魂の運用で数を揃えていた。*

「産むのだって負担が掛かるだろうし――」

「そんなもの負担の内に入らないわよ」

「――それに勇者との間に子供を作るなんて女神からしたら恥なんじゃないかい?」

「そんな事一体誰が言ったのかしら?少なくとも私はそんな思想は全く持っていないしそんな事を言ってくる様な人がいたら私に教えて。私が叩き潰してくれるわ」

「『叩き潰す』だなんておっかないね」

「それだけ私は真剣なの。貴方の心を惑わすような存在がいたら本当に私は困るんだもの」

イヴはアダムとの幸せを邪魔する様な存在は本当に叩き潰すつもりだった。

「アダムは私の事を愛してくれているのよね?」

「それはもちろんそうだよ」

「それで私との間に子供だって欲しいのよね?」

「それももちろんそうだよ」

「ならもう答えは出ているはずよ?」

イヴはアダムに素直になってほしかった。

「私との誓いを思い出して。私を信じて。私と一緒に幸せになる未来を心に抱(いだ)いて」

「それに私は貴方を独占しない。ティアラ達も独占しないわ。貴方は好きな人と好きなだけ子供を儲けて良いのよ」

そしてイヴはアダムが抱えている他の女神への配慮の気持ちも解きほぐす様に畳み掛けた。

「分かったよ。僕はイヴの事を愛しているしイヴとの子供も欲しいからちゃんと中に出したいと思う。もう遠慮はしない」

アダムは腹を括った。

「その意気よ。遠慮も我慢もしなくて良いの」

イヴはアダムが腹を括ってくれた事が嬉しかった。


61/67.<H – 2度目の正常位 – ラストスパート>

「それに好きなだけ激しく突いて良いわよ」

「分かったよ」

アダムをラストスパートを目指して激しく突いた。

「私の子宮が下りてきているわ。ほら貴方が突く度(たび)に私の子宮口に当たっているでしょう?」

「うん。イヴの奥に当たっているよ」

アダムもイヴもイヴの子宮が下りてきているのを感じていた。

「私の体が貴方の子を孕みたがっているのね。貴方の精子を受け入れるのが待ち切れないわ」

「僕もイヴに中出しするのが待ち切れないよ」

「フフ。貴方の口からそんな言葉が聞ける時がくるなんてね」

「僕も驚いているよ。女神と恋をして子供まで作るなんて普通は『よくも女神様を穢(けが)しやがったな!』って世界の敵になって聖教会が大軍で討伐しにくるレベルの大罪だからね」

アダムは常識的に考えてゾッとしていた。

「確かに下界で考えるとそうなのかもね。貴方が下界の常識で考えているのを忘れていたわ。私はずっと天界にいるから。でも天界ではよくあるカップリングだから大丈夫よ。気にしないで」

イヴは天界の視点でしか基本的には物事を捉(とら)えていない為認識のギャップに驚かされたもののアダムを安心させようとキスした。

「そうだね。ここには僕達しかいないし誰が何と言おうと僕はもうイヴを愛するのをやめないからね」

「あら、嬉しいわ。私も誰に何と言われようと貴方を愛し続けるわ。アダムの精子を早く出して」

イヴはアダムに夢中になり早く精液を出してもらおうと自らだいしゅきホールドしながら腰を振り上げた。

「イヴ、絶頂が近付いてきているよ」

「フフ。出そうになってきたのね。良いわよ。アダムの精液、私の子宮にドピュ!って出して。孕ませて」

「うん、孕ませてあげるよ」

アダムは絶頂が近付いてきてラストスパートを掛けて激しく腰を振った。

「イヴ!出るっ!」

「私もイクわ!」

そしてついにアダムとイヴは絶頂しアダムは最奥まで突くとイヴの子宮口目掛けて精液を大量に射精しイヴはそれを子宮口で受け止めた。


62/67.<Hの後 – 余韻>

「気持ち良かったわ、アダム」

「僕も気持ち良かったよ、イヴ」

「貴方の温かいのがたくさん出ているわ」

「たくさん出たからね」

アダムとイヴは絶頂後の余韻に浸っていた。

「フフ。気持ち良かったのかしら?」

「とても気持ち良かったよ。イヴはどうだったのかい?」

「私もとても気持ち良かったわ」

「それは良かったね」

「ええ。それに幸せな時間だったわ」

「僕にとっても幸せな時間だったよ」

「フフ。愛しているわ、アダム」

「僕も愛しているよ、イヴ」

そしてアダムとイヴはキスをした。


63/67.<Hの後 – 実力行使>

「で、いつになったら僕はオチンチンを抜けるのかな?」

「あら、もう抜きたいの?」

「イヴはこの後予定が有るかもしれないからね」

「フフ。無いわよ」

「でも忙しいだろうし」

「全く忙しくないわよ。私は出産を迎えるまで繋がってても平気」

イヴはもうアダムから離れたくなかった。

「私ももっと早くこうしておくべきだったと後悔しているわ」

「何をかい?」

「実力行使よ」

「え?」

「貴方は私の為と言いながら私には一切手を出さないでひたすら下界に行こうとするんだから。そんな貴方を閉じ込めて鎖に繋げて下界の知識を忘れさせたりしてどんな手を使ってでも貴方を私に欲情させていればこんなに時間が掛からなかったのかなって」

「え……本気で言っているのかい……?」

「本気の訳無いでしょ。冗談よ」

「そ、そうだよね……」

アダムはイヴの言った事にゾッとしていたがイヴは本気で言っていたのだった。

「ところで男女は普通この後何をするのかしら?」

イヴはアダムの指示を仰(あお)いだ。

「そうだね。二回戦とか――」

「またしても良いわよ?」

「さすがにイヴの破瓜や負担の事を考えたらね」

「私は大丈夫よ?」

「さすがにね。それで――切り上げる場合はオマンコの中を見て射精の具合を確認したり拭いたりお片付けだね」


64/67.<Hの後 – オマンコの中を観賞>

「アダムは私のオマンコの中見たいのかしら?」

「……見たい」

「フフ。よく言えたわね。良いわよ。貴方のオチンチンを抜いて私のオマンコの中を見ても良いわ。ただし貴方の精液を掻(か)き出しちゃ駄目よ?」

イヴはアダムが正直に言ってくれたのが嬉しかったしアダムの喜ぶ事をさせてあげたかったがせっかく中に出してくれた精液を掻き出されるのは嫌だった。

「うん。分かっているよ」

「どうかしら?」

「イヴのオマンコの形はとても綺麗だなと思うよ」

「あら、ありがとう。それでどんな感じかしら?」

「色々と溢れ出てきているよ」

「ええ、私も見えているわ」

「魔法を使っているのかい?」

「そうよ。貴方の視界を借りているわ」

「ほんと魔法って便利だよね」

「フフ。そうね。それにしても貴方のがこんなに出ていたのね」

「うん。自分でもたくさん出たと思っているよ」

「フフ。私初夜で孕んでしまいそうよ」

「だと良いね」

「ええ、そうね」

アダムとイヴは射精後のオマンコを観賞して満喫した。

「にしてもごめんね。出血の量が多いんじゃないかい?」

「これで良いの。むしろシーツの為には血の量が足りないんじゃないかとすら思っているわ」

「んー、それにしても変な風習だよね。出血が多い程女性は貧血で苦しむのに」

「まぁそれはそうよね」

「処女膜にしても真ん中の穴は小さい方が良いだとか穴が無ければ『最高』とか」

「そうね。処女膜に穴が無いだけで下級貴族でも王の正室になれるんだものね」

「うん。『処女膜閉鎖症』と言って1,000人から1万人の内の1人の女性がなる病気で本人は月経血(げっけいけつ)が穴から流れていかないからお腹が痛くなって辛いのにね」

「でも私はたとえそれが非科学的で未開な文化だとしても『運命』しかり『愛』しかり『祈り』しかりロマンチックだと思うわよ」

「まぁ僕もそう思うよ」

「フフ。最後まで懐疑(かいぎ)派でいてくれるのかと思ったのだけれど?」

「僕は別に女性の負担になっているだけの風習が女性にとっては本当は辛いものなのになぁとは思っているけれど『愛』や『祈り』などについては素敵だと思っているからね」

「そうなのね」

アダムとイヴは風習談話に花を咲かせた。


65/67.<Hの後 – お掃除フェラ>

「さて、お掃除フェラは?」

「良いと思うけれど初夜なのにイヴにそんな事をさせてしまって良いのかい?」

「良いのよ。私の知っている風習では女の子はそこまでするわ」

イヴは自分にとって都合の良い風習だけ採用している。

「それに男女の目合(まぐわ)いは口に始まり口に終わるとも言うそうだし」

「一体それは誰が言ったんだ……」

「仮面屋の女の子がそう言ってたわ」

「あー、顔を隠して行く所の?」

「そうよ」

イヴはこれまたアダムを説得する為に都合の良い格言を引用した。

「でも今僕のオチンチンは精液とイヴの愛液と破瓜の血でまみれているから気持ち悪くなってしまうかもしれないよ?」

「大丈夫よ。それは貴方が私を愛してくれた証なのだから。綺麗にしてあげるのは貴方の妻として当然の事なのではないかしら?」

「分かったよ。綺麗にしてくれるかい?」

「ええ、もちろんよ」

「それで体勢のリクエストは有るかい?」

「そうね。さっきみたいにしてくれると嬉しいわ」

「分かったよ」

アダムは先程の様に両手を後ろに突く様にして胡坐(あぐら)を掻(か)いて座った。

「フフ。では早速綺麗にしていくわね」

「うん。お願い」

「ええ、任せて」

イヴは顔を埋(うず)めるとアダムの精液と愛液と血にまみれたチンコを綺麗にしていく様にお掃除フェラを始めていった。

「アダムの精液美味しいわよ」

「そうなんだね。でも愛液や血の味もするんじゃないかい?」

「そうね。でも私のお目当てはアダムの精液だからあまり気にならないわ」

「そうなんだね……」

アダムはイヴがお掃除フェラしている様子を心配そうに見つめていた。

そしてイヴはアダムのチンコの根元やタマタマまで舐めただけでなく――。

「そこまでするのかい?」

「もちろんよ」

――股間周辺や腿(もも)にかけて騎乗位の際に垂れたと思われるイヴの愛液や血まで舐めて拭き取った。

「ご馳走様でした。これでどうかしら?」

「うん。綺麗になったと思うよ。ありがとう、イヴ」

「どういたしまして。――さて、次は何をしたら良いのかしら?」

イヴは魔法で手や口などを綺麗にするとアダムの指示を仰いだ。

「じゃあ添い寝をするかい?」

「ええ、そうしましょう」

アダムとイヴは添い寝をする事にした。


66/67.<Hの後 – 覆い被さり騎乗位の時の「色々」>

「ところで私が貴方に覆い被さってしていた時に言っていた事って何なのかしら?」

「あれはね、女性が上になっている時に男性に『口を開けて』と言って唾液を垂らすプレイの事だよ」

「あら、そんなプレイも有るのね。でも確かに初夜向きではないわね」

「そうでしょ?だから終わったら明かすと言ったんだ」

「フフ。私がしたがるとでも思ったのかしら?」

「まぁね」

「あの時言わなくて正解よ。私それを知ってたらしたかったもの」

「だよね」

アダムにはイヴの隠れた女王様気質がお見通しだった。

「でも『今度』はしても良いのよね?」

「うん。しても良いと思うよ」

「なら今度するのが楽しみよ」

「そうだね」

「でも上になっている時に出来るのならアダムだって私に唾液を飲ませる事が出来るんじゃないかしら?」

「うん。出来ると思うよ」

「ならアダムもしてくれるのかしら?」

「んー。人の唾液なんて飲みたいかい?」

「愛している人のだから飲みたくなるんじゃないかしら?」

「そうなのかなぁ……」

「本当は相手に飲ませたいんじゃないの?」

イヴにもアダムの隠れた御主人様気質はお見通しだった。

「どうだろうね。でも少なくともイヴには迷惑は掛けたくないから」

「何度も言う様だけど私は大丈夫なのよ、アダム。だからするかどうかは貴方次第なの」

「そうなんだね」

「そうよ。『物は試し』とも言うのだから1つずつ一緒に挑戦していきましょう?」

「うん。そうしてみるよ」

「約束よ?」

「うん、約束」

アダムとイヴは未来志向の約束を交わした。

かくしてアダムとイヴはピロートークを大いに咲かしイヴはアダムを下界へと送った。


67/67.「私は『』よ!」

そしてアンはついに――。

(私なら絶対出来るわ!大丈夫よアン!だって私が、私こそが勇者 裕太の女神なんだから……!)

「私は地球の女神よ!大澤 裕太さん!貴方にお願いしたい事が有るの!」

――下界に降りて優美華と共に育った裕太の前へと現れた。

かくして再び裕太はアンの勇者になるのだった。


後書き

神々にとって特定の人物の特定の職業に就ける事で性格を矯正しようとする試みは有るには有ります。

とりわけ「魔王」にするのはどの様な影響が出るか分からずイヴはその選択肢は長らく論外としてきたのですが、試しに魔法の使えない科学の世界の地球で試運転してみたところ本人が強い力を望みその力を決して悪用しないという強い意志が見られた為、ついにアダムを魔王にする事を決意しレーナに暗殺されたのを機に次の派遣先としてアダムを大事にしてくれそうで必ず魔王にしてくれそうなベアトリスを選び、その天使長であるリーズをアダムが出品される闇オークションへ導いたという感じです。

もちろん経過観察をイヴの部下が行っており仮にリーズが闇オークションへ自力で入場出来なかった場合はその部下が入場出来る様に手配し、落札出来なかった場合もイヴの天使が落札しリーズに渡す予定でした。