[R18] 優しく俺様系で女が好きな天才新社会人、異世界を救う (JP) – 1章 2節 8話 異世界の女神 – 友達 (マナリスの視点)

前書き

青年男性向け – ソフト – R18

第2節 異世界の女神 (第1章 勇者の村)

第 8 / 28 話

約 7,400 字 – 9 場面 (各平均 約 820 字)

1/9.「これから皆(みな)で何を」

アンの女神としての成年を祝うパーティーにカトラスに連れられ参加したマナリスだったがそもそも成年パーティーとは何をする行事なのかが分からずにいた。

「ところで世界神様、これから皆(みな)で何をするのでしょうか?」

マナリスは昔は所構わず世界神の事を「お母様」と呼んでいたが、今では周囲に誰かがいる場所では「世界神様」と呼ぶように心がけている。

「時間がくればダチとペーペーがあそこに登壇するはずだよ。ダチが司会でペーペーがヒロインさ。で、ヒロインの勇者物語を聴いて、その後はフリーでタイミングを見計らって対面したら、演説の感想や今後の応援の言葉を送ってやるのさ」

神々のパーティーは参加者が多いため、主人公のエピソードトークは登壇の演説で1回で済ませ、その後はフロアで立食形式で色々な参加者同士が短時間で言葉を交わしていくのが習わしだ。基本的にはパーティーでは顔を売り、もっと話したかったり商談に発展した場合は予定を組んで後日会うのが一般的なのだ。

「そうなのですね」

勇者物語ですか!わたくしワクワクします。――なぜならわたくしは勇者と女神の物語の読み聞かせや読書が大好きだからです。

「あたしもお前が成年を迎えたらこれくらい豪勢なパーティーを開いてやっかんな」

(ティアラには負けてらんねーしな!!!)

「わたくしは気恥ずかしいです。こじんまりでよろしいのですが……」

わたくしは目立つのが苦手ですし……。

「そう言うなよマナリス!――おや、始まるぞ」

――すると壇上以外の会場が暗くなりティアラとアンが登壇すると2人にスポットライトが当たった。

「皆様、今宵はこの女神アンの成年を祝うパーティーにお越しいただき誠にありがとうございます」

アンを連れて登壇したティアラが司会を務めている。

そしてアンの口から演説があったのだが、参加者一同は驚愕した。

アンが勇者を任命してからあっという間の短期間で建国し、非常に順調のようだったのだ。

そしてアンが演説を終えると――。

「皆様、わたくしの世界の女神アンに盛大な拍手を」

――拍手に包まれ――。

「それでは皆様、どうぞパーティーをお楽しみください」

――かくして立食形式のフリー交流が始まった。

そしてアンがすぐ傍まで近づいてきた。

「ほら、近くまで来てるぞ」

視線の先には超笑顔で話して回っているアンの姿があった。

「お前には昔友達を紹介してやるって約束したしな!行ってこい!ダチ公んとこのペーペーだからきっと大丈夫だ!」

確かにそう約束してくださりましたが……。

わたくしは世界神様に背中を押され勇気付けられましたが、世界神様が気になっておられる勇者様の件をわたくしなりに調べたかった事もあり、あの方に話しかける覚悟を決めました。

わたくしなら出来ます!わたくし、ファイト!

2/9.「あの、初めまして」

そう思ってわたくしは――。

「あの、初めまして。マナリスと申します。成年とご活躍おめでとうございます」

――タイミングを見計らいあの方に話し掛けました。

とても緊張します……!

「あらありがとう!それにしてもあんた緊張してるの?私が有名人過ぎて畏れ多いのかしら?オホホホホ!」

……わたくしはただ人付き合いに慣れていなくて緊張しているだけなのですが……。

「緊張はしています……」

わたくしにはとても「はい、貴方様の事が畏れ多いからです」と相手にとって気の利いた嘘を吐く事が出来ません……。

「あら、そう!!!これは世界神様が開いてくれたわ・た・し、を祝うためのパーティーだからどうぞ気楽に好きなだけ飲んで食べて私を祝って皆とおしゃべりしていってちょうだいね!!!!」

マナリスはある意味 傍若無人でお調子者なアンの言動を目の当たりにし顔を引きつらせていた。

「はい、善処します……」

(善処しますって何よ!言ってる事が見た目と違って全然可愛くないわね!!!)

「そうしてちょうだい!!!――自己紹介が遅れたけど、私は先程ママが壇上から紹介にあずかった類まれなる勇者の所有者である女神アンよ!よろしくね!あんたがどこの誰なのか知らないけど!オホホホホ!」

アンの方からそう言って握手してきた。

……世の中にはこのような方もおられるのですね……。

「こちらこそよろしくお願い申し上げます。――わたくしは剣と魔法の世界から来ました」

マナリスはアンに丁寧にお辞儀してそう言った。

「剣と魔法の世界ってなんか良いわね!詳しく聞かせてよ!!」

こ、これが会話というものなのでしょうか……。

マナリスは生まれて初めて自分が世界神以外とまともに会話をしている気になって新鮮さもありつつ興奮していた。

「はい、それは構いませんが――あと、どうやらわたくしの世界の世界神様とアン様の世界の世界神様は親しいお友達の様ですよ」

これでアン様にわたくしがどこの誰なのか少しでもお分かりいただけたでしょうか……。

3/9.「あんたの事だったの?」

「あ、ママがさっき言ってた友達が連れてきた可愛らしい子ってあんたの事だったの?」

おそらくは……。

「おそらくそうだと思います。違っていたらごめんなさい」

マナリスは素直に謝罪の保険を掛けておいた。

「もし違ったらあんたのせいよ?」

お母様、わたくしはこの方と仲良くやれる自信がありません……。

「はい……」

この流れによりマナリスは少しだけ元気が無さそうにしている。

「あとあんたよりわ・た・し、の方が可愛いんだからね!!!!」

アンはユウタに「可愛いくて美人」と言われた事で自身の美貌に自信が付き、お調子者の性格と相まって自分が世界一可愛いとすら思っており、マナリスに対してエッヘンと超余裕そうにしている。

「そ、そうですね……」

(あら!この子ってほんと素直じゃない!!!従順なら私の子分にしてあげてもいいわ!!!)

「で、あんたは成年なの?それともまだみ・せ・い・ね・ん、なの?」

アンにより女神マウンティングはまだまだ続く。

「はい……まだ未成年です……」

(あっら~!これならあんたはもうわ・た・し、の子分確定ね!)

「私はせ・い・ね・ん、の女神だから、まだお・こ・さ・ま、のあんたには何だって教えてあげられるわよ?――だから私に何でも訊きなさい?オホホホホ」

アンはまるで意地悪な貴族の令嬢のようになってしまっている。

わたくしは……知りたいという目的を見失ってはいけません……!アン様は何でも尋ねていいとおっしゃられているのですから、お言葉に甘えて何でも尋ねて差し支えないのです。

「でしたらアン様が先程 語られなかった事でわたくしが知っておいた方が良い事などお聞かせ願えませんか?」

ここはした手に出てアンから色々聞く作戦に打って出た。

(この世界一可愛くて美して賢い女神なわ・た・し、の話が聞きたいだなんてこの子はなんていい子なの!)

「もちろんいいわよ!――さて、こ・う・は・いのあんたが知っておいた方が良い事よね~」

わたくしはアン様からどのようなお話が聞けるのでしょうか。

まさかアン様の勇者があの勇者アベル様の事だったりして、なんてね。わたくしは夢を見過ぎですね。

「はい、よろしくお願いします」

(ほんといい子!私サービスしてあげちゃうわよ!!!)

4/9.「『』で見つけた方が良いわよ!」

「勇者わね、多分あんたのママも持ってると思うけど水晶で見つけた方が良いわよ!」

水晶!?

「水晶ですか?」

(あ!道具を使ったって知られたら自分で探す力が無いって思われちゃうから言っちゃいけないって言われてたんだった!)

「そういう水晶が有るのよ。楽(らく)したかったらそれを使ってみると良いわね」

知りませんでした。わたくしもそれを使えば理想の勇者様に出会えるのでしょうか……。

「助言ありがとうございます。探してみますね」

(この子が意地悪な子じゃなくて良かったわ!!!!イジってくる感じでも言いふらしそうな感じでもなさそうね!!!!)

「見つかると良いわね。――で、勇者にするなら賢い奴が良いわね!!――これは間違いないわ!!!」

(もちろん勇者にするなら全部持ってる奴が理想ね!)

「確かにそうですよね。わたくしもそう思います。――ところでアン様はどのような方を勇者にと思っておられたのですか?」

女神によって好みの勇者像は異なりますからね。

「良い質問ね!!!――そうね~。もちろん優しくって~頭が良くって~私の話し相手になってくれて~面白い事いっぱい言って私を楽しませてくれて~家事もやってくれて~私が困った時は必ず助けてくれて~私の言う事なら何でも聞いてくれて~努力家で~行動力があって~絶対に私を裏切らないお・と・こ、よ!!!!!」

ア、アン様……。

わたくしは思わず絶句してしまいました。

そのような最高の勇者様がおられる訳が……。

いえ、おられるにはおられると思うのですが……おとぎ話の世界と言いますか……さすがに夢を見過ぎなのでは……?

アンは夢見過ぎなマナリスでも絶句してしまう程の世間知らずというか夢見っぷりだった。

「えっと……、アン様、そのアン様の御要望に適った勇者様とお出会いになられたのですか?」

(あったり前じゃない!!!!)

「もちろんよ!!!あったり前じゃない!!!あんたね!!!だからあたしがこうやってパーティーを開いて皆から祝ってもらってるんでしょうが!!!!」

パーティーを開いているのは世界神のティアラであってアンではないのだが、アン目線は主催者もヒロインも自分だと考えているのだった。

「ご、ごめんなさい……」

(……なんかあの時の謝ってばっかりのユウタを思い出したわ……)

「いえ、いいのよ。私も言い過ぎたわ……」

(……)

5/9.「皆の『』もそんな感じなんじゃないの?」

「あのさ、皆の勇者もそんな感じなんじゃないの?」

アンは自分以外の女神は自分の勇者よりも良い勇者を持っていると思っているのだった。

「……。わたくしにはまだ勇者がおりませんので何とも言えませんが、わたくしの世界は剣と魔法の世界ですから、魔王など強敵を倒すためなら最も実力のある者を勇者に選ぶべきで、性格は二の次だと教わりました」

多くの民が虐げられ殺されてしまう事を回避する事の方が何よりも大事ですからね。

「あら、そうだったの。大変ね~――でもあんただって優しくって最強で全部揃ってる奴を勇者にしたいでしょ?」

アンはまるで他人事のようにそう言い、――マナリスだって私と同じ気持ちでしょ?と尋ねた。

(いくら強くっても性格終わってる奴なんて勇者にしたくないわ!!!そんな外道勇者断固反対よ!!!!)

「ええ、わたくしも同感なのですが、現実は中々厳しいのではないでしょうか」

(ママも言ってたけど私結構当たりを引いてたのね!やるじゃんユウタ!!)

するとカトラスが来た。

「おや、お二人さん仲良くなったか?」

(あ、ママのお友達の)

「あ、おばさん」

(はーーーー!?!?!?!?誰がババァだコラ!!!!!!)

アンが言った言葉にカトラスはピキってしまった。

「ダチの友達だけど別におばさんじゃねぇぞ?」

黒笑で苦虫を嚙み潰したような顔で何とか怒りを抑え込もうとしている。

「あら、パーティー中にどうしたのかしら?」

すると不穏とカトラスの怒りを察知したティアラも割って入ってきた。

「あたしは別にこいつがお前んとこのヒロインと話し過ぎだと思って剥がしにきただけだよ」

ちなみにティアラとカトラスはアベルの件がきっかけで長い間殺し合う程の絶縁状態にあったのだが、アベルの死後ある程度落ち着いたもののまだだいぶギクシャクしていた。

6/9.「『』と言った事を謝りなさい?」

「その前にほら、アン。カトラスに『お・ば・さ・ん』と言った事を謝りなさい?」

(わたくしの周囲を嗅(か)ぎ回っている罰です)

「テ、テメェ……!!!!」

カトラスもさすがに昔の口癖の「ぶっ殺すぞ!!!!」までは言わなかった。

昔なら公衆の面前だろうとそう言い放っていたのだが、アベルに嫌われたくないと思った事をきっかけに反省に反省を重ね落ち着いたのだ。

「ごめんなさい!!!!」

アンは圧倒的な謝罪角度で頭を下げてごめんなさいをした。

これだけ頭を下げたのはアンにとって生まれて初めての事だ。

(ア、アン……!)

ティアラは正直アンが口答えし1ミリも謝罪しない可能性も考慮していたので、これだけ誠意を込めて謝罪した事に驚いていた。

(わ・た・し、はもう大人の女神よ!!!!大観衆の前ではこれくらい嘘でも何でもやれるわよ!!!!)

アンの言動は全て打算なのだった。

「お、おう……。もう顔を上げて良いぞ……――じゃ、お前達仲良くなったんならまた会う約束でもしてったらどうだ?」

(マナリスはこのままじゃいつまでたってもボッチのままだしな)

顔を上げて良いと言われたアンは申し訳無ささも含ませつつ女優ばりに顔を上げた。

「あら、それが良いわね!どうかしら?アン」

(アンに初めてのお友達が出来るチャンスです!!!)

「わ、私は別にいいけど……」

アンは少し照れてしまっている。

こういう事はやはりまだ気恥ずかしいのだ。

「マナリスもどうだ?」

(頼むからうんと言ってくれよ!大チャンスなんだぞ!!!)

「はい、わたくしでよろしければぜひ」

マナリスも顔を赤らめて少しうつむき恥ずかしがっている。

7/9.「よし!じゃあ決まりだな!」

「よし!じゃあ決まりだな!お前達はもう友達だ!」

(最高だぜ!)

「ええ!貴方達はもう友達よ!!!!」

(やっとアンに同世代の女神のお友達が出来たわね!!!)

(もう友達って、は、早過ぎよ!!!!!)

お友達とはこんなにもあっさりと作れるものだったのですか!?!?!?

かくして成年パーティーでアンと知り合ったマナリスは、アンと後日会う予定を組む事となった。

そしてマナリスとアンは会ってガールズトークを楽しんだのだが、我がままなアンと器の大きいマナリスの相性は意外と良かった。

「私達相性バッチリね!!!」

(子飼いにはピッタリよ!!!)

「そうですね。アン様は最初は感じがとても悪いと思いましたが、話してみれば素直でいい子でした」

わたくしはアン様となら仲良くやっていけそうです。

「もう!それは私のセリフよ!!!!」

(あんたが私をいい子扱いするのは許せないわ!!!)

「いえ、わたくしのセリフですよ」

私のセリフを取らないでほしいです。

「フフフフ!!!!」

アンは楽しそうにマナリスと顔を見合わせ笑った。

「フフフ」

マナリスもアンと顔を見合わせ微笑んだ。

8/9.「よろしくね!」

「よろしくね!えっと……名前……」

アン様は本当にある意味で傍若無人な方です。

「『マナリス』ですよ」

本当に覚えてくださっていなかったのですね……。

「じゃ、マナリス、よろしくね!」

アンはマナリスと握手しようと手を出した。

「わたくしもよろしくお願いします、アン様」

(あ、まだ様呼びさせてたんだった……!!!!)

「マナリス、私の事は様を付けないで『アン』と呼んでくれていいわよ?他の神に様呼びさせてるのは心地が良いから今まで訂正してなかったけど……私とあんたはもう友達だもの!!!!あとこの際だしついでに敬語もやめたって良いのよ?」

これが友達というものなのですね……わたくし感動しています……。

「ありがとうございます、アン。しかし敬語につきましてはわたくしは誰に対しても、むしろお友達に対してはなおさらしたいので続けさせてください。――それでは改めまして、アン、これからお友達としてよろしくお願いしますね」

マナリスもアンと握手しようと手を出した。

「マナリスって丁寧ね!敬語を続けたいなら無理にとは言わないわ!ええ、よろしくね!マナリス!」

アンもマナリスに応じ握手した。

かくしてマナリスとアンは友達となった。

9/9.「良かったな、ティアラ」

そしてその様子を「あの子達大丈夫かしら?」とカトラスとティアラは見守っていた。

「良かったな、ティアラ」

カトラスはマナリスがアンと友達になれたようで嬉しい。

「ええ、カトラスこそ良かったですね」

ティアラもアンがマナリスと喧嘩にもならず仲良く過ごし結果的に友達になれたようで安堵している。

「なんだか懐かしいな。あたし達にもあんな頃があった気がするぜ」

カトラスはマナリスとアンを見て自分とティアラの時の事を思い出した。

「ええ、そうね。わたくし達の時は喧嘩になりましたが」

ティアラは過去を思い出して苦笑いした。

「そうだったな」

カトラスとティアラの時は大喧嘩になっていたのだった。

それもそのはず、カトラスは戦闘狂でありティアラは超絶我がままという瀬戸物と瀬戸物コンビだったからだ。

「なぁ、ティアラ。――今度一緒にアベルの墓行くか?」

カトラスはティアラに一緒にアベルの墓参りに行く事を提案した。

「ええ、良いわよ。――どうせ行くなら今から行きましょうよ」

ティアラもカトラスと一緒に墓参りに行きたかったのだ。

「おう、行こうぜ!!!さすがあたしのダチだ!!!」

カトラスは上機嫌になった。

「ええ、カトラスはずっとわたくしのお友達よ!!!」

ティアラも上機嫌になり2人に和解の兆しが見えてきた。

かくしてもう一つの「友達」も相性はやっぱり良かったのだった。

後書き

「友達」って良いですね~。

ちなみに世界神が一(いち)神の成年パーティーを開くなんて非常に特別な事です。

というか「後継者候補やお気に入りを示す」ぐらいの意味が有ります。

基本的には成年パーティーはその銀河を統治する神々によって執(と)り行われます。

上記について正確には世界や銀河によって異なりますが銀河や宙域を支配している神によって開かれます。

この場合の「支配している神」とはその領域を支配している眷属達の神の事で例えば女神ウェルメリアの眷属がウェルメリア帝国を築き銀河を天下統一した場合、女神ウェルメリアがその銀河の支配者となりその銀河内の神々の行事を取り仕切るという感じです。

またその銀河の名前が「ウェルメリア銀河」になります。

また世界神を「王」とした時銀河の神は「銀河神」であり「貴族」という感じです。

また数千億から規模によっては1兆、2兆という惑星系を持つ銀河において天下統一を果たすのは非常に困難であり複数の神による合議制統治や議会統治になるのが一般的です。

その場合の形態は眷属達の銀河政府の形態の影響を受けます。つまり神々の席次は眷属達の席次に相当するという事です。

いずれにせよ眷属達の頑張りがそのまま神の地位に直結してくる為自身の地位を高める為にも「強い勇者」が必要という訳です。

それこそ一(いち)戦士に留(とど)まらず国を造って大陸統一、惑星統一、銀河統一を果たしてくれるプラットフォーマー力(りょく)の有る最強の勇者を皆(みな)が欲しているという訳です。

そして勇者が宇宙全域を支配し邪神を全て排除したならば、そこは正(まさ)に「楽園」という訳です。